ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【演】室蘭工業大学管弦楽団 第9回定期演奏会

2007年12月03日 22時01分57秒 | 演奏記録
室蘭工業大学管弦楽団 第9回定期演奏会
2007.12.1(土)14:30開演, 室蘭市市民会館(わにホール), 入場無料
指揮 くま、あつお*、 パート 1st Violin

★ロビーコンサート 14:00-14:20
Violin ぴかりん、Guitar イサヲ、Bass くま
・私のお気に入り(Jazz版)
・情熱大陸

S.プロコフィエフ バレエ組曲「ロミオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」
F.メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ホ短調(Vn Solo ケミー)
ディズニー音楽 メインストリート・エレクトリカルパレード
B.グレイ 「サンダーバード」のテーマ *
R.ロジャース 私のお気に入り *
H.ジマー 「パイレーツオブカビリアン」より
アンコール オッフェンバック 序曲「天国と地獄」よりフレンチカンカン

 
・「当日は8時サークル会館集合です!」 へ~~い。。。この団体は早起きが好きである。8時より少し早めにつくと、私が二着。サークル会館もまだ開いていない。8時半に近くなったところでようやく移動開始。会場には一番のりで、まずはいつもの顔見知りの会場スタッフと御挨拶。
  
・他団体なら率先してやる舞台作りの力仕事も、この団体では力の有り余った若者ばかりなので、隅でおとなしくしています。年を重ねるごとに、だんだんとセッティングが固まってきたのか、作業はスムーズでした。会場のスタッフの方も、音響の特殊装置のセッティング等いろいろと手伝ってくださり、助かりました。今回、会場内の側面の壁に、ホールの響きを調節するための遮音カーテンが隠されているのを初めて知りました。そんな機能が付いていたとは。カーテン有り無しで試しましたが、ステージ上ではイマイチ違いはわからず。本番はカーテン無しで。
・ロビコン:本番三日前に思いつき、二日前に他のメンバーに声をかけ、前日に楽譜を渡し、合わせ練習は当日のみという慌しさ。二曲のほかに『アメイジンググレイス(Jazz版)』も弾くつもりでしたが、実際弾いてみると、Jazz独特のリズムについていけず、ボツ。Jazzのリズムを楽譜で読もうとするのがそもそもキツイ。
 当日、会場の方の了解をとると、「へぇ~、そんなの初めてだ」とのことなので、同会場では初めての試みのようです。
 開場と同時に、ゆる~い感じで演奏スタート。お客さんがちょっとは足を止めて聴き入ってくれることを期待していたのですが、知り合いが通ると声をかけていくくらいで、意外とほとんどのお客さんは素通りするだけでした。オマケのBGMなので、まぁこんなもんか。二曲を三周したところで終了。やはりもう一曲欲しかった。
・開演し、奏者が入場すると場内から拍手が起こりました。私の記憶ではこの団体では初めてのことのような気がします。
・ロメジュリ:曲名だけ聞いたときは、どこのどんな曲だかわかりませんでしたが、弾いてみると、「ああ、これか!」という曲。おどろおどろしい付点のリズムがカギ。演奏会の最初の曲の第一音、管楽器もっとスッパリ、ピッタリ出たかった。修行が必要。
・メンコン:今回のメインディッシュ。「メンコンやります」 はじめ聞いた時は絶句しました。しかも、「全楽章!」。「い、一楽章だけにしといたほうが……」という言葉が出かかりましたが、この団体は過去何度も不可能を可能にしてきたこともあり、練習を進めていけば難しいことがわかるだろうと放っておいたら、結局ほんとにやってしまいました。
 本番、ソリストはスーツの上着を脱いで、腕まくりしたYシャツ姿で登場。ツカミはOK。大きなミス無く最後まで完奏。練習を含め、一番の出来だったのではないでしょうか。プロの奏者ではなく一介の工業大学の学生さんということで、技術的な部分については細かいダメ出しをしだすとキリが無い感じではありますが、テンポはほとんどCDテンポのうえ、暗譜で30分近くある曲を止まることなく最後まで弾ききったというだけで、大変なことだと思います。私なんかでは一つの楽章だけでも無理ですね。絶対止まるか数小節落ちます。ソロだけでなく、伴奏のオケもこの曲結構大変なのに、それっぽく聴こえるまでになりました。
 一楽章途中で指揮者が棒を落とすハプニング。あわてずカデンツァ部分で復活。去年の記事を見ると、前回も指揮棒落としてるのですね。もしかして直前にロビコンでベース弾かせたせい??
 『協奏曲』というと、プロまたはそれに準じる技術を持った奏者にソロをお願いするというのが、アマオケ界の常識になっていますが、その常識を覆し、「こんなやり方もアリじゃない?」と世に示せた点で意義のある演奏だったと思います。
・前半の演奏を終え、ホッと一息。コンマスに続いて袖に下がろうとすると、動いたのは二名だけで、他の皆は動かない。袖へハケるのは明かりが落ちてからですね。ハイ。これはかなり恥かしい。
・電気行進:毎度、その選曲のセンスには驚かされますが、今回はコレ。一体どういう発想なのか。冒頭、写真の指揮台横に設置された特殊装置が活躍。都合により出だしは背を向けながらチェロに指揮。
・サンダーバード:ここ数年、工大定演は毎回何らかの『恐怖の瞬間』が訪れています。今年はメンコンを警戒していましたが無事切り抜けたので、今年は何事も無く終われるかと思った矢先、事故発生。冒頭の特殊装置[写真]を通したマイクが機能せず、サンダーバード発射のカウントダウンが生声に。かなり苦労して設定したのが全てパー。ステージ上の全員が、

Σ(゜д゜|||)ガーン

こんな感じです。かなりガックリきましたが、動揺を隠しつつ必死で演奏。後で機材を確認すると、設定が前曲のままで、切替がされていない状態でした。どこのどういうミスかは不明。ま、こんな日もあるさ。お客さんから見たら、どうして指揮者がマイクを握っていたのか意味不明だったでしょうが、こういう事情です。
・お気に入り&パイレーツ:この二曲は二年前にも弾いているのでこなれた感じ。パイレーツのTp Soloはキレイに決まりました。
・全体的な傾向として、金管と打楽器に、弦と木管がかき消される部分が多々有り。Vnが各パート約6名しかいなかったりと、もともと楽器数がアンバランスなので仕方がない部分もありますが、他のパートの旋律をよく聴き、把握して、それを考慮に入れた音量バランスを作るのが、今後の大きな課題だと思います。
・アンコール:指揮者二名による寸劇に続き、演奏開始。出だしからウンザリするような速度。若いっていいですね。途中から会場から手拍子が起こるも、曲の速さについていけず、頭打ちなんだか後打ちなんだかわけがわからず、必死で無視して演奏に集中。途中交代の正指揮者の大ジャンプによりフィニッシュです。
・演奏時間は約一時間半と短めだったでしたが、何故だか異様に疲れる演奏会でした。特にメンコンは長く感じ、消耗しました。
・客数約250名[目測]:会場の約半分。200枚刷ったアンケート用紙が足りなくなったとのこと。おそらく過去最高です。学生さんの姿は少なく、年配の方が多いようでした。来場OBは約10名。「もう、知っているのがぴかりんさんしかいない」なんてOBも。こんな世代まで出てきたか。まぁ、この団が復活し、私が楽器を始めたころに生まれた赤ちゃんが、今やVnの助っ人として手伝いに来るくらいですからねぇ。そう考えると感慨深いです。
・次回はなんと! 第10回!! どうなることやら。
~~~~~~~
・数多くの演奏会に出ているものの、その打ち上げに出席するのはごく少数のみ。更に、酒を飲むのは唯一この演奏会だけです。という訳で、気合を入れてしこたま飲みました。あの若者ならではの、飲み会の熱気がたまりません。
・「今回の定期演奏会はどのような形で知りましたか。 → その他(ぴかりんさんのブログ」 宴会中読み回していた、聴衆からのアンケート中に発見。

(*´∀`*)ノ お客様一名ゲットー!
コメント (2)
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