中国「秦皇島市」国際友好都市締結10周年記念 第九in苫小牧
2007.12.16(日)14:00開演, 苫小牧市民会館大ホール, 入場料一般2000円
指揮 出雲路英淳、Sop 畠山洋子、Alt 浅里いづみ、Ten 三山博司、Bar 清水邦典、苫小牧第九合唱団、苫小牧市民管弦楽団、 パート 1st Violin
ヘンデル オペラ『クセルクセス』より ラルゴ
ベートーヴェン 交響曲第九番ニ短調 作品125「合唱付き」
・体調悪くボーっとしているせいか、演奏会の黒スーツ用の黒ベルトを忘れ、茶色のベルトで代用。演奏時以外につけるネクタイを忘れ、ノーネクタイで過ごす(本番は蝶ネクタイ)。スーツ着てるときはネクタイをしないとどうにも落ち着かない性分なのです。そして、前日の某所での作業中に指先を負傷。写真の絆創膏部分の皮がベロッとはがれ、中からピンクのお肉がコンニチワ。他に右手中指も同様に。弾いていると絆創膏どうしがネチャネチャ干渉して多少じゃまくさい程度で、あまり痛みも無くたいしたことはなかったのですが。そんなボケた状態のまま演奏会へ突入。
・会場へ入ると、いきなり懐かしい顔が。元コンマスのMさん。「お久しぶりです!こんにちは!」と挨拶するもイマイチ反応が薄く、すぐに私だとは分らなかったようです。。。と、いうことは一体何年ぶりなんだろう。
・ラルゴ:歌も入って一緒に演奏するかと思っていたのですが、そういうわけでもなく、どういう経緯があったのかよくわかりませんが、ちょっと不思議な選曲です。弦のメロディーの出だしは拍が無くなるので何拍弾いたか分らなくなりどこで弓を返したらよいやら、危険でした。おっかなびっくりの音になっていたかもしれません。
・第九-1楽章:ほとんど満員のお客さんの気配を右手に感じつつ、よい緊張感のある空気でした。終了時には会場から遠慮がちな拍手。以降各楽章ともに。
・2楽章:繰り返しをほんとんどカットした短縮版。途中、ティンパニ(Solo)が1小節ずれ、空白の小節が発生。冷や汗ダラダラ。
・3楽章:クラリネット(Solo)気合入ってました。素晴らしい熱演でした。ホルンのソロもさすが。一番オイシイVn1の私もさすが、といきたいところですがこれがまた難しいのです。会場のお客さん皆寝ちゃうかな、と弾きつつチラチラチェックしてたりするのですが、寝ている人は少ないようでした。
・3楽章が終わったところで、合唱入場。途中入場するにしても普通は3楽章の前で、これは異例だと思います。ステージ上に椅子を置くスペースが無く、合唱に高齢者が多いことへの配慮のようです。
・4楽章:出だしのチェロ・バスよかったです。そして主題が始まって、ビオラの裏で鳴るファゴット。いつも一本だったのは出席状況によるものかとぼんやり思っていたのですが、本番当日になってもやっぱりファゴットは一本。ここでようやく、使っている楽譜がベーレンライタ新版ではなく昔ながらのブライトコフ旧版であることに気がつきました。練習時もずっと微妙な違和感があったのですがこのせいだったか。やっぱりボケボケ。それにしても二本のファゴットの絡みが聴けなかったのは残念です。ブライトコフの新版も出回り始めているようですが、未見です。どんなことになっているか興味あり。合唱が入ってしまうと、もう後はイケイケで。300人近く集まった人間から出る歌声となると、迫力があります。造りとしては多少大味の感もありましたが、細かいことは気にしない。そもそも300人の歌声をピッタリそろえるのは不可能です。ソリストの歌声は周りに埋もれてしまったように感じました。
・合唱参加者数:Sop 77、Alt 129、Ten 39、Bas 40、計285名。演奏会プログラムより。
・約1年前から準備が始まり、合唱は6ヶ月前から練習を開始し、オケは9月の定演が終わってから本格的に第九に取り組むというスケジュール。合唱との合わせ練習が本番を除くと二回のみでした。ちょっと少ない気もしますが、メンバーが全員そろって密度の濃い練習をするならこれで十分かもしれません。また、それだけ合唱側の練習がしっかりしていたのだろうとも思います。
・おそらく聴きに来たお客さんは合唱の関係者が多いのではないかと思いますが、合唱の出番は演奏会の終わりのほんの20分ほどのみ、ほとんどがオケの演奏でちょっと申し訳ない感じでした。
・タイトルに「中国」の文字があるものの、中国側の挨拶があるでもなく中国色が希薄で、「本当に10周年を祝っているのだろうか」と結局最後まで何のためのイベントなんだかよく分らないイベントでした。第九を弾けたのだから、まぁよしとするか。
・今回は集合写真は無し。
・客数1500余り[公式発表]:会場内ほぼ満席。『第九』の集客力恐るべし。ふと思うのは、これで出た黒字は一体どこへ行くのか? 固定の団体ではないだけに。
2007.12.16(日)14:00開演, 苫小牧市民会館大ホール, 入場料一般2000円
指揮 出雲路英淳、Sop 畠山洋子、Alt 浅里いづみ、Ten 三山博司、Bar 清水邦典、苫小牧第九合唱団、苫小牧市民管弦楽団、 パート 1st Violin
ヘンデル オペラ『クセルクセス』より ラルゴ
ベートーヴェン 交響曲第九番ニ短調 作品125「合唱付き」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/f4/8fa398703d4092a3713a8e0fb0a1cccd.jpg)
・会場へ入ると、いきなり懐かしい顔が。元コンマスのMさん。「お久しぶりです!こんにちは!」と挨拶するもイマイチ反応が薄く、すぐに私だとは分らなかったようです。。。と、いうことは一体何年ぶりなんだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/c0/7674129e8dd7bc0136e990618e7e2adf.jpg)
・第九-1楽章:ほとんど満員のお客さんの気配を右手に感じつつ、よい緊張感のある空気でした。終了時には会場から遠慮がちな拍手。以降各楽章ともに。
・2楽章:繰り返しをほんとんどカットした短縮版。途中、ティンパニ(Solo)が1小節ずれ、空白の小節が発生。冷や汗ダラダラ。
・3楽章:クラリネット(Solo)気合入ってました。素晴らしい熱演でした。ホルンのソロもさすが。一番オイシイVn1の私もさすが、といきたいところですがこれがまた難しいのです。会場のお客さん皆寝ちゃうかな、と弾きつつチラチラチェックしてたりするのですが、寝ている人は少ないようでした。
・3楽章が終わったところで、合唱入場。途中入場するにしても普通は3楽章の前で、これは異例だと思います。ステージ上に椅子を置くスペースが無く、合唱に高齢者が多いことへの配慮のようです。
・4楽章:出だしのチェロ・バスよかったです。そして主題が始まって、ビオラの裏で鳴るファゴット。いつも一本だったのは出席状況によるものかとぼんやり思っていたのですが、本番当日になってもやっぱりファゴットは一本。ここでようやく、使っている楽譜がベーレンライタ新版ではなく昔ながらのブライトコフ旧版であることに気がつきました。練習時もずっと微妙な違和感があったのですがこのせいだったか。やっぱりボケボケ。それにしても二本のファゴットの絡みが聴けなかったのは残念です。ブライトコフの新版も出回り始めているようですが、未見です。どんなことになっているか興味あり。合唱が入ってしまうと、もう後はイケイケで。300人近く集まった人間から出る歌声となると、迫力があります。造りとしては多少大味の感もありましたが、細かいことは気にしない。そもそも300人の歌声をピッタリそろえるのは不可能です。ソリストの歌声は周りに埋もれてしまったように感じました。
・合唱参加者数:Sop 77、Alt 129、Ten 39、Bas 40、計285名。演奏会プログラムより。
・約1年前から準備が始まり、合唱は6ヶ月前から練習を開始し、オケは9月の定演が終わってから本格的に第九に取り組むというスケジュール。合唱との合わせ練習が本番を除くと二回のみでした。ちょっと少ない気もしますが、メンバーが全員そろって密度の濃い練習をするならこれで十分かもしれません。また、それだけ合唱側の練習がしっかりしていたのだろうとも思います。
・おそらく聴きに来たお客さんは合唱の関係者が多いのではないかと思いますが、合唱の出番は演奏会の終わりのほんの20分ほどのみ、ほとんどがオケの演奏でちょっと申し訳ない感じでした。
・タイトルに「中国」の文字があるものの、中国側の挨拶があるでもなく中国色が希薄で、「本当に10周年を祝っているのだろうか」と結局最後まで何のためのイベントなんだかよく分らないイベントでした。第九を弾けたのだから、まぁよしとするか。
・今回は集合写真は無し。
・客数1500余り[公式発表]:会場内ほぼ満席。『第九』の集客力恐るべし。ふと思うのは、これで出た黒字は一体どこへ行くのか? 固定の団体ではないだけに。