東京ESP 第1話 白い少女 △(+)
「残響のテロル」とおなじく「ニッポンをぶっ壊す!」って
切り出しなのにね、随分印象は違う、それはたぶん「超能力」っていう
最初に巨大なフィクションを持ち出したからなのね、によって
視聴者をある意味安心させ(僕たちと地続きのセカイではないって意味で)
と、同時に「ナメられる」ってことではあるのね
そういう態度に対して「虐げられた異能者が残酷行為で眼を醒まさせる」
って応答までが手筋ですわな
活劇モノとしては「瞬間移動」とか「見えない壁」とか「見慣れた」
特殊演出で、初手なんだからもうちょっとカブいたのがあってもいいとおもう
ぶっちゃけ「これがやりたかっただけ」という感じなんで、尻切れトンボにならないといいなあ
アカメが斬る! 第1話 闇を斬る △+!
悪党に情けは無用!
「オラだつ田舎モン騙して都会モンはいい暮らしさしてるサ」って
のを1話目の「不案内」な状態にもってくるのはよいね
しかもそれを「ファンタジー世界」を舞台にすることによって
遠慮仮借無くおこなうことが出来るという製作者の計算がある
計算といえば「描き方とそのギャップ」があるよなあ
途中のアリアの「お買い物」も「貴族の蕩尽」って考えであれば腹もたつだろうに
コミカルに描くことによって「なんとなく許せる」ってなっちゃったね
そんな感じで「アニメ画っぽくガチで描いてない」ってことを利用(悪用)して
「人をぶった斬りまくる」という残酷さにもっていくという方法論やね
ここ最近は「みんな仲良しこよし」みたいな作品であっぷあっぷしてるから
こういう「弱者を虐げたり苛めをしてるヤツは皆殺し!ガハハ愉快だ」
といった体の作品があると、なんか見てる側の暴力性まで喚起されるようで
ちょっと視聴していて妙な気分に久しくなった。
こういうのこそまさしく「青少年の健全な育成に悪影響」ってやつなんだろね
六畳間の侵略者!? 第1話「侵略開始!?」 △+
世界の中心、ころな荘106号室
「狭い空間に詰める」って行為を「やってみた」というとこで
まずはそれぞれの自己紹介ぐらいで「化学反応」的なものはこれから、といったとこ
画的には「未来文明」的なエフェクトが強いから(あとおぱんつw)
他の娘達をうまくからませていくとよかろうかとおもう
「金を渡すからこの場所を譲ってくれ!」ってのが身も蓋もなくてちょっと笑った
「どこへも行かないハナシ」ってのはそれこそ「飽和」してるから
「モノ」よりさらに狭い「6畳半のセカイ」ってのがどういう
蟲毒的な反応をおこすのか、ただの美少女ハーレムもので終わるのか
期待半分ってとこやね、それぐらいでよいとおもうし
ハナヤマタ 第2話「ジェラシー・ローズ」 △++
紅い花
ヤヤちゃんの描き方がよいね、すぐに顔が赤くなったり、ツンデレだったり
そういうのが紅を基調とした部屋であったり、スマホを上手く扱ったりして
上手くすんなり理解できるようになっていて「親友の友達」をめぐる
微妙で麗しい心理劇が実に華やかに描かれている。
とどめは「夕焼けの屋上」というロケーションで、「よさこい」を扱うだけに
美術があまり例を見ないぐらいに仕事をしている作品ですね
「新しいことをはじめました」という事に伴う様々な変化を
「親友」を通して描いたみずみずしい1話だったかと
人生相談テレビアニメーション「人生」 第2話「反省」 △++
あれやな「人生相談」ってのをエサにして
「理系女子」を「感情的にふりまわす」っていうのがあるね
「変形ツンデレ」的な味わいというか、そういう初初しさに
おじさんはすっかりまいってしまったよw
「机の下」とか「夜の教室」とかロケーションがよい
別に戦闘シーンとかがなくても「地続きエロ」がそこかしこにあって
「人生」も悪いモンじゃないな、とはおもえるね
少なくともこの作品を視聴している間は
ヤマノススメ セカンドシーズン
第2話 富士山を見に行こう!! ○
なんちゅうか道中の描き方が素晴らしすぎる
電車に乗るところからもう「揺られて行くウキウキ感」が感じられるほどに。
うるわしい少女達が「確かに存在する場所」と言えるぐらいに
書き込まれた街並み、名所、そして山を行く高揚感と幸福感。
「背景」が「現実」に迫る強度で描かれているいっぽうで
「道中で富士山を見せないように行く」っていうどだい無理そうなことを
がんばる姿が何ともほほえましく、視聴していてずっといい気分だった。