魍魎の匣 第9話 「娘人形の事」 △+
関口と榎木津の関係は古式ゆかしい
ホームズ×ワトソン
じゃなくてホームズとワトソンの関係を
ほうふつとさせる。
傲慢な天才と常識的な人とのとりあわせ
そこに京極堂はさむのが現代的なんだろう
ちょうどハルヒとキョンにフツーでない
おまけが3つついてくるみたいにさ
まあ実にイキイキとしたサスペンスではある
輪廻だの宗教だの「それっぽい」要素を
バラ撒いて盛り上げる方式
それらの混ぜ具合がしっかりしてるのだよねえ
とらドラ! 第10話
「花火」 ○
「実はみのりんはホラーが大好き!」
あらホントだw
いわゆる「吊り橋効果」の変形バージョン
かなあ、ホラーにかこつけた恋愛効果を
狙ってる、朝のやりとりもけっして印象が
薄いわけではないのだけど、洞窟探検から
花火にかけてのうす暗い中での鮮やかさは
しゅごい、否、凄い。
今回に限ったことじゃないんだけど
とらドラは「水着回」や「花火回」っていう
萌え豚を釣るためのテンプレ的なたのしみ
ではなくてキチッとドラマをつくっているわけで
ゆえにみのりんだのばかちーだのがたまに
ボロっというあの長ーい独白が有効になってくる
わけで、とある魔術の~の当麻クンの言葉が
腹に座らないのはそのあたりの事情にもよる
CLANNAD ~AFTER STORY~
第10話 「始まりの季節」 △+
岡崎のダッセーTシャツはなかなか
面白いけど、笑っているじぶんもそんな
大してセンスが良いわけでないんで
笑えないってばよ
なんというか「制服」って記号はけっこう
強烈で、こいつさえあればなんとかなって
しまうというのはある。それは見る側だけで
なく多分制作する側にも無視できないもののはず
そしてそこからはずれていこうとしているって
のがしんしんと感じられる。
最後にもうひとつ
今回の話しでマトモに「動き」ってのが
感じられたのが朋也と秋生のキャッチボールの
シーンぐらいってのがまあなんというか
切ない。
春原とかが智代に蹴っ飛ばされてふっ飛んでたのが
嘘のようだ。
社会人になると本当に楽しんで「動く」って
機会が少なくなる。