ちはやふる2 第14話 ものやおもふと ひとのとふまで △++
「長口上」のキャラってのは敵であろうと味方であろうと「ツキ」が
無いってのはあるねえ、なんか「勢い」を削いじゃうからかね
ただ太一が「残り札」の説明をしてくれないとふつうの読者なり視聴者は
とても覚えてられないから、そういう意味でも不幸な役を担ってる
彼がヘロヘロになってこぼす言の葉はココロに響いてくるのね
「運命戦」で勝負は決まって残りの句が詠まれるのを待ってるってシーンは「ありうる」ことだけど
そこにたどり着くまでの課程がきびしく美しく描かれているからねえ
「オチ」がわかっているからこそそこへもっていくのには全力でやらねばならない逆説
上質な物語はオチが誰でもわかってて、それでも何度も見られているような、そんなおはなし
俺の妹がこんなに可愛いわけがない。
第7話 俺が後輩と恋人同士になるわけがない ○!
さて、さてさてさて、何を言おう
「幸せすぎて怖い」って感じですよね
誰も(見かけ上は)不幸になっていなくて視線は黒猫が占拠、以上という
こまごまとToらぶるが発生するラノベ的なまいにちに
降ってきたような「ただただ幸福な展開」に呆然となるっちゅーかね
それは「エロゲー」や「ラブ+」的なんで浴びるほど聞いた「好き」ってのとは
違うモノなのでしょうな、やっぱり
RDG レッドデータガール 第7話 「はじめての迷子」 △+
泉水子ちゃんにとっては宗田三兄妹ってのはちょっと「こっち」寄りで
それでいて憧れる「普通」の側のあいだぐらいにいる存在なんでしょうかね
そんな彼らでも「ふつう」がそうでなくなる時があるわけで
そういう時にどうしていくかってのを間近で見るというのは人間成長には大事なことですよね
いや、人ごとみたいに言ってるけど泉水子ちゃんの力だと人ごとに徹するべきなのね
彼女が干渉しちゃうと大きく理が歪んでしまいそうだからね
背景が異様に美しい世界観だとなんだか視聴してる側も自分が「自然物」であるかのように
登場人物を見守ってしまうようなのを強制されているようなそんな感じはある