キルラキル 第15話 どうにもとまらない △+
ここにきて「力で支配するのは間違ってるんじゃないか?」とか
言うのはどうなんだろうねえ、ハナシの勢いを削ぐから「弱いモノ」ってのに
あんまし触れてはいないし、結構に弱肉強食の世界観だと思っていたから
今回の「関西編」でもカネだの呪術だの「あやしいモノ」を
「服と力」で吹き飛ばしていった感じだったしな
皐月さまが目指しているのはさらにその先の「何か」なんだろね
それこそ「燕雀いずくんぞ鴻鵠の志うんぬん」の世界
その皐月さまとのケンカ第二ラウンドも成長した流子と鮮血の力も
あいまって無茶苦茶やっとったの、その上で決着のつけかたが
「血」の目つぶしのケンカ殺法だったのはなかなかよいかと
純血を血で汚して一矢報いたのがらしいと言えばらしい
ただ「2度目はない」のだろうけどね、言ってるとおり。
ニセコイ 第3話 ニタモノ △(+)
「ニセモノの恋人設定」っていう少年誌的ハッタリの裏で
小野寺さんとの「鍵」をめぐるハナシやあるいは今回の
「友達ノート」的な地味なエピソードに華を添えているって感じかな
「何かに見張られている緊張感」がちょうど吊り橋効果的なそんな印象
まー「恋始め」ってのはこういうふうにいろんな人の助力があっていいのかもしれないし
こういうのに首をつっこみたくなるのは人情でもある
「何にもないところからハーレム王になる」っていうのもあるけど
徐々に経験をつんでいくことも正しいカタチのひとつではあろうなあ
でも、最後の最後は勇気をもって自分で一歩を踏み出さなければならないのだろうけど
のうりん 第3話 スーパー姑大戦 実習篇 △+
現役高校生らしくてみなさんお元気ですねえw
やたらめたら「高校」が舞台の作品が多いのはこういう
「無駄な元気」があるからなんだろうと思い出すね
「銀の匙」と違うとこを探すのがセオリーなんだろうけど
「のうりん」だと「銀の匙」ほど「隔離」されている感がないというか
各種作品のパロディを見るにつけ「こっち寄り」って気はする
そこに「農業的エッセンス」ってのをプラスしているようなそういうつくりや。
「泥と糞」にまみれるということは何かこう生き物として基本的なパワーを
もらっている感じがあるなあ、そしてそれを安産型の幼なじみと元アイドルが
導いてくれるといううまくて有難いつくりですね。
生徒会役員共* 第4話 強調部位ブイブイブイ/萌えテイル/画期的ズルむけ △++
「無駄に元気な高校生」のもう一方の雄ですな
「泥と糞」のかわりに違うモノにまみれておるw
でもまあ、だいぶん作品にも馴れてきて「型」みたいなモノは分かってきたかもな
この展開だとここでこのキャラがこういうことを言うのだろうなーみたいなな
ただタカトシ君とスズのツッコミが上手いのでそこが一線を画してるってのはある
キャラクターとか微妙に増やしたり、バ●ブ講義とかやりだしたり
人を飽きさせない工夫を厭わないところがあるなあ
「下品、だけどおりこう」っていうのがそういうところからも覗える。
ガンダムビルドファイターズ 第15話 「戦士のかがやき」 ○+
フェリ兄の過去話とかやって主人公達と対等に戦えるエピソード分は
充分に補充していたり、実に正々堂々としたやり方
その一方で「わざと負ける」という選択もちらつかせて煽るのも忘れない
ここまでやればあとは戦いに望むだけですよね
ユウキ先輩との戦いもそうだったけど「遠距離攻撃で安全に勝つ」ってんじゃなくて
お互いに攻撃が当たるけど自分も被弾するっていうキリキリした接近戦に美学がある
そしてそういう「後のない決戦」ってのがエグいぐらい見事に描かれていたかと
「ガンダム」知ってて善かったなァって感慨でいっぱいになりましたよ
そしてそういう凄い「バトル」が幾度もあるのが「戦記モノ」では多分できない
「遊び」(ただし真剣な)として当作品があることのレイゾンテートルであると
主張しているのかもしれない、ここまででも尋常じゃないのだけど
最後ね、肩を並べてボロボロになったガンダムをニコニコしながら補修している
イオリとフェリ兄のシーン、ここが素晴らしい、完璧です。
中二病でも恋がしたい!戀 第3話 「追撃の…魔法魔王少女」 △+
現役「中二病」の六花・凸森そして今回登場した七宮ちゃんと
卒業?組の勇太、モリサマ組とのかけあいがこのハナシの基軸ですよね
心のママに中二病を謳歌している人達とそこから1歩先にいった人達の
ビミョーななれ合いが描かれているね、特に先行組の勇太とモリサマーの
たち振る舞いがなかなかに興味深いね、気恥ずかしさと懐かしさが同居しているよなな。
ん、これって「初恋」ともよく似ているかもしれないね
そういう甘酸っぱさが恋を受け入れるにはあまりにも拙い六花に集約されていて
またそのあたりが愛おしいのかもなあ。
ノブナガ・ザ・フール 第4話 魔術師 THE MAGICIAN △(+)
もともと「信長紀」ってあんまし女っ気がないような気がするのね
いつでも天下統一を目指して邁進しているような、そういう印象
「ホモ作品」ならそんでもいいのだろうけど
こちらは「デフォルトの総合エンターテインメント」ってのを志向しているようで
「ジャンヌ」とか「ヒミコ」とかいろいろ女っ気を+している。
賑やかになるのは有難いことだけどちょっと遠回りになるのがマイナスだわな
そもそもこのオハナシ4話目でどこに向かおうとしてるか検討がつかないのよね
ニッポンを統一してENDなんてことはなかろうし、スケールの大きさが
あまり上手く作品の面白さに働いていない印象