実は私は 第6話 狼男に注意しよう! △(+)
きょうびのラブコメとしては珍しくコメディ成分のほうが強かった
当作品だけど今回は肌色担当のキャラが出てきて、ちょっと補充。
狼男⇔狼女的な「性転換」キャラはなにげにめずらしいかもね
最近だとちょっとその境が曖昧になってきてるから(コバヤシきゅんを想起せよ)
ただまあその「入れ替わり」の忙しなさが「色気」を感じる間も
無いぐらいの慌ただしさで。「コメディ」的成分重視の方針は
変わらず、といったところ。ただ色ボケしてる最近のラブコメ事情では
当作品は貴重な少年誌的鈍感さ加減があるといえよう。
GOD EATER 第4話 エイジス △+
盾の内側
「現状」についてほぼ1話費やすのは1クールで全部やらなきゃ
いけないご時世では貴重な誠実さだとおもいます。
「生めよ増やせよ」の状況から「選別と淘汰」になっていることが
力み返りもなく、的確に描かれているのがよいとおもう。
堀の内側と外側、夕陽をバックに荒涼とした茶色の世界と
そして希望(エイジス)をのぞむのが寂しい美しさかと
その美しさってのは「オレがモンスター相手に縦横無尽するセカイ」
ってのを描くのに必要な代償がどういうものかってのを正確に
演算した結果なんだろうかとおもわされる、そしてこの
アニメーションはゲームで行われた演算を誤差ほぼゼロで移行
しているかとおもわれますね、その救いの無さも。
モンスター娘のいる日常 第6話 脱皮と産卵する日常 △+!
ここがやりたかったってやつやねえ、いろいろ
内容が濃いから画的には実は結構節約しているよね
ミニキャラだしたり、ぼかして表現したり、うんぬん
あとは喘ぎ声とひろしの「パンツ見せて」ぐらいだなw
脱皮した皮の処理とか産卵の手伝いとか、人間の女の娘に
換算するとどれぐらいかねえ、アンダーヘアの処理ぐらい?
まあちょっと異常ではあるね、夫婦でもなかなかできないぐらいの親密さか
まあ今回はそのプレイの高度さにおいてあの「下ネタの無い世界」や
「監獄学園」を越えていたかもしれないといえよう、おそろしや。
がっこうぐらし! 第6話 「ようこそ」 ○!
ようやくここまできたなあという感じ
折り返し地点で、そしてみーくんががっこうの状況を
初めて見るものの目で見たからこそ成立する残酷な事態
その説明が「パニックもの」にあるまじき微に入り細を穿つ
丁寧でかつ執拗な演出と時間のかけかたかだったかと。
こういう「見る側の心」が「ちゃんと」理解できるのを待てる
ってことに関しては「のんのんびより」と双璧やね。
時折射し挟まる「闇」が深くて、まさに人間がどん底に
なった時に見える世界がそのままに顕れているといえよう
それは「都合の悪いもの」を隠すためとか消極的な意味合いではなくて
「リアルな」ものを目の前にだしてきたということだ。
今回は「音」の使い方が秀逸やね、というかこの作品
視覚に聴覚に訴えかけるところが容赦なく鋭いね
ことに「あるべきもの」を無くしてしまう残酷な演出
現代の「アニメ」において「消失」を描くにはここまで
しなければならないということだ。
乱歩奇譚 Game of Laplace
第7話 パノラマ島綺譚(前編) △+
コバヤシきゅんが意味も無く女装するのがとてもいいですw
なんちゃら島のアートディレクターが某ジブリ映画の監督に
見えて仕方がないのですが、よいのでせうかww
まあ現代の「奴隷制度」っすよね、派手でドリーミーな謳い文句
のとこほどその仕事が過酷なのはよくあるハナシっすよね
そして当作品はそういう「偏り」を戯画化してむしろ
それこそが人間の唯一の愉しみなのだってとこまで歪曲しているかとおもう
そしてそれは「ノイタミナ」っちゅう深夜にやっている「アニメ」を
視るような人間が心の底に抱いているよどみとシンクロマニカ
しているといえんくもない。