とある科学の超電磁砲T △++
第7話 | |
「見ることは聞くことより信じるに値する」という出だしで
いつもどおり美琴のフォローにフレンズがかけずり回るという内容
と、いいながらここでは「記憶操作」が「いつもと同じ内容」に
覿面な差異を与えているのがすごいねえ
「関係性」が一反剥奪されても即座に修復する絆の強さが美しい
繰り返すけどやっていることは「いつもどおり」なんだけど
この「いつもどおり」に対する作り手側の意識の高さが
現代の作品らしいっちゃらしいわな
加えて「車いす」の黒子を活躍させるのもセンスがよいね
「能力」の全くもって適切な使い方があきれるほどうまい
と、まあこの超電磁砲の3期は非常にデキのよいおはなしなんだけど
ひとつだけ文句があって、それはハナシが進まないことだw
まあ事情が事情だけに惜しいことよ。
マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝
第9話 私しかいない世界 △+
A⇔I
「人工知能とぼっち少女」とからしいね
「年頃の少女の孤独」はいつもどおりで、食いつきの良さ。
「傷もの」同士のなめあいが当作品の持ち味で
その情のかようところと、「世界」へのヘイトがエンジンすわな
あと、ヘイトしてるのは「ふつうでまともなウチラ」やね
「魔法少女」の対極にいるただ「世界」に生きる少女達だ
そいつらは「他者」に対する忖度もないから
「けだもの」と一緒なのよね、そのきびしさが当作品では
くらーいモチベーションとして機能している。
ドロヘドロ 第8話 △+
今度はニカイドウを置いて単身魔法使いの国に
カイマンさんが行くっちゅうところ
前回はニカイドウも死にかけたからね、女は置いていったと
で、敵国でトンチンカンな行動をとるのがらしいかとおもう
と、まあこのおはなし「カップル」のあり方がオトコノコでも
納得がいくぐらい非常にすっきりしているんだよね
別に肉体関係でも共生関係でもなく「なんとなく」一緒に
やっていることを大事にしているのがオトコノコにはよいのだ。
ソマリと森の神様 第8話 祈り語る出会いと絆 △++
異種族レビュア
「泣いたあかおに」知ってれば当話もすぐ理解可能だろう
と、こう書くと人間って本当にクソだなになるんだけど
このおはなしでは「異種族」の連中のほうが「人間」が本来
持ち合わせるべき様々な美徳を有しているのだよねえ
あるいは「それゆえに」ヒト族が衰退したおはなしを
つまり「ソマリ」っちゅう孤児を中心としたハナシを
描けるって逆転なのかもしれないね
ソマリは子供で弱いし、異種族の連中もお父さんも
弱さをかかえている、そういう儚い「生命」をもったものたちの
おはなしのなんという尊いことか、とおもう。