小林さんちのメイドラゴンS
第3話 課外活動(もちろん普通じゃありません) △+
「距離感」の読みあいだね、特に「ドラゴン」の側が
ニンゲンは壊れ物なんで、慎重でむつかしい様子がわかる
この場合はカンナとかサイカワとか幼年組相手なんで
イルルを馴染ませるのにはうってつけの相手というとこだろうか
サイカワが「私も最初はカンナにきつくあたった」という言葉が
共感できる知性があるものにはどれだけ救いだったことか、とおもうね。
小林さんのメイドに関する過去をひととおりぶって
「メイドのコスプレ」とホンモンのメイドの違いについて一幕
そのあたりの「ややこしさ」が当話の無茶苦茶設定に対する
安定剤のような役目になっていておいしい
アタマのよい馬鹿話になっているかと。
100万の命の上に俺は立っている
第15話 正義の味方にはなれない △+
地味~になまなましい戦闘をしているかとおもう
向こうの方が戦力が上で、知性もある相手との戦いはこういうことで
投擲武器があることの安心感がすごいわなあ
そして逆に使用されると酷いことになるというw
この「相対性」こそが「正義」を振るうには相手より
圧倒的に「暴力」ですぐれていないことの証明であり
そして「クエスト」の達成にそれが必須とされていないのが
当作品のたるさとうまみであるとおもう。
D_CIDE TRAUMEREI THE ANIMATION
第3話 フェイクフレンド △+
うーんいよいよ「ペルソナ」っぽいねえw
この場合は「SNS」っちゅう電脳空間に向けて
「自分」を発信できることと、ナマの「友達」として
現実の関係を巡っての混乱を率直に提示してるね
今までは「カラダをもった人」がほとんど「本人」
として認識していたところにどんどん「本人」が分裂
していくというもう古い議論になりつつある状況なわけで
それでも現実の「イジメ」も仮想空間の「イジメ」も
なくならんわけで、なるほど「イドの怪物」がそこに
蔓延っても不思議ではないというわけだ。
現実主義勇者の王国再建記 第4話 食指、動く △+
いきなりコミュ不可能な「魔物」と「会話」できる娘を
ぶっこんできて、なるほどこれは主人公より重要な存在
かもしれないわな、ドラクエで「魔物つかい」がいるいない
と同じぐらい重要度があるわけで、それを理解しているのが
当作品の「現実主義」てきな対応だったかとおもう。
「食」を通して文化交流と状態改善をねらうのがおいしい
それもこれも「テレビ」てきなものを国家が「一手」に
担っているつよみですわな、現代のように「分裂」してしまうと
弱まってしまうけど国民のほとんどが共通の認識を得る
ということのつよみが覗えるのがよい、逆に悪人に利用されると
とても酷いことになるのも歴史が証明しているけど。
死神坊ちゃんと黒メイド
第4話 坊ちゃんとアリスと雪の記憶 △++
そんな乳たっぷんたっぷんの服じゃ風邪も引くわなw
「触れられない」誓約があるんで却って上品なコミュに
なっているのが当作品の持ち味で「雪合戦」っちゅう
おおよそ年相応でない遊戯ができるのも「ぼっち」の
うまみかとおもう、とここで対比的に「炎の魔女」を
登場させるのがいろいろな意味でうまい展開ですわな
その紅蓮の炎のうつくしさよ、と同時にあんましアタマが
よろしくない感じのフレンドリーさと「相棒」を信頼
している様で共感をいっぺんに掴むうまさですわな
こういう風に「誰も近寄らない」からこそ関わろうとする
「変わり者」たちがうまみの大きいハナシをつくっている。