メイドインアビス 烈日の黄金郷 第7話 欲望の揺籃 〇
そうですねえ冒険の死因の大半は怪物との戦闘ではなくて
飲食と病気によるものだからねえ、でもそういうハナシは
主人公が医者でもないと盛り上がらないから、当話は
それだけでも貴重な一話だったかとおもう。
そも「先行隊」を提示するとか、贅沢なハナシよな
そしてその「ぜいたく」がないと「死」が提示できないわけだ。
一方で「子供」が生めないから追放された子が
願う「願い」はわかりきっているのでそれを利用して
当面の生者がなんとか生き残ろうとする「死」と「生」が
戦闘することなく凄い勢いでぐるぐるしている限界状況が圧倒的ですな。
よふかしのうた 第7話 眷属作り(こづくり) △++
ヴァンプ
おんなどもが集団で男ひとりにからんできて、うぜえw
しかしこの場合は「吸血鬼」としての設定が生きていて
「部外者」を「集団維持」の面からどう取り扱うかが
提示されていてただの「ちょっかい」ではないシリアスがある。
その「からみかた」も手練手管で、たしかに男どもが
喜ぶっちゃあそうなんだけどね、しかしですね
「中坊」のころはまだそういうのが「うっせえわ」ていう
気持ちがどこかにあったかもしらんわけで
丁度そのあたりはなずなちゃんっていう「吸血鬼」の「反抗期」
の娘とたまたま波長があったという出会いの僥倖があるわけだね
あるいは「吸血鬼」っちゅうただ提示するだけで面白い素材を
「中坊の反抗期」っていうテイストでより香りがうまくついている印象。
それでも歩は寄せてくる 第7話 辞めるわけにはいかないので △+
「部活」なんで毎日のように「勝負」してるよね
でもまあ「ラブコメ」なんでまったく真剣に見えないわな
むしろ「剣道」のほうがわかりがよっぽどよいわけで
たしかに恋愛は真剣ごとだけど白黒はっきりつけるのからは
真逆の(あるいは関係性の遅延)ものであることがわかるね。
でもまあ学生なんで「時間制限」がもうけられているのが
丁度ありがたいっちゃそうかもしれないねえ。
黒の召喚士 第7話 勇者たちとの対戦 △(+)
勇者の挑戦
勇者に稽古をつけるとか究極の「嘗めプ」ですわな。
「1対多数」が成立するには「即死防御」が成立しないと
いけないわけで「ファンタジー」では「防げる」のが
「安心」(と退屈)につながっているというわけだ。
ということはこのおはなしは少年誌てき「バトルもの」を
志向しながらまったく真逆の「安全」を補償しているということになる。
まあ「嘗めプ」も少年の残虐性をたのしませるっていうのもあるか
ふだんは女どもや配下のモンスターを鍛えたりしているしね
このおはなしは「チート転生もの」をかなりプリミティブに
実践しているといえよう。