後宮の烏 第話 懐刀 △+
こういう「中国宮廷もの」だとよう切れ者腹心がでてくるね
総じて冷静で、忌憚なく主にモノ言うのが気に入られている印象だが
ここではもう一歩踏み込んで、長年のつきあいであることと
性的にくらーい過去があることまでが語られていて
この作品らしく細やかな扱いが様々な事態に深く繋がる
ってのがあるかとおもう。くわえて「宦官」っちゅう
女性に手をつけにくい連中をつかって男のジェラシーを
提示しているわけで(風都探偵のように)まま、ただホモを
出して満足するよりはよっぽど見物であるかとおもう。
ぼっち・ざ・ろっく! 第4話 ジャンピングガール(ズ) △++
「ズ」だ「’s」
ついにきらら作品内で「きららジャンプ」について
メタ発言する作品がでたw ぜんぶ「神作品」は流石に言い過ぎ
かもしらんが、そうなると自分らはどうなのか、となるの。
さて、よく「ウケが言い言葉でなく自分の言葉で語れ」と
まずは最初に言うよねえ、建前は誰だってそうで
でもぼっちみたく自分に自信が無いと「バンド」の為に
言葉を置きにいってしまう、ってのはあるかもしれないね
まあそもそも当邦の人間はいつでも「当たり障りない」のが好きで
口では「個性」を謳いながら凡庸なのを望むってのはある
―というあたりの恨み節を詩うのが、当邦の歌詞作りの第一歩だろう。
SPY×FAMILY 第17話 ぐりほんさくせんを決行せよ
/〈鋼鉄の淑女(フルメタルレディ)〉/オムライス♡ △++
「合作」に期待するのは「ぼっち」では出てこない何かなわけで
それは「わけあり家族」もそうだし、そのあたりの
「かていのじじょう」と「がっこう」が入れ混じるのが
当作品のうまみなわけで、たとえその結果がかわいそうな
グリフォンだとしても、その思想性は認めねばなるまいw
しかし笑いながらアーニャが「グリフォンはみたことないけど
キメラみたいな実験動物ならある」というにがい認識を
われわれはいっしょに享受せねばなるまい。
アークナイツ【黎明前奏/PRELUDE TO DAWN】
第1話 覚醒 Predestination △(+)
なんだこれ、前にもこういうよくわからんまま
とりあえず銃撃戦と司令官がどうちゃらってハナシがあったの。
それも「敵味方」がハッキリしないかんじのそれね
なんか「病気」と「能力者」がくっついている設定で
それなら最初にそれを「説明」してそれから銃撃戦を
したほうが分かりはいいとはおもうのだけどね。
なに「現実」の「世界」はそんなに分かりがよくて
差別のない良心的な世界なんか、とか反論するかね
そんなことはないぐらいいくら世間知らずのボクだって分かるよ
問題はそういうデリケートな要素を「興味ひくだろ」
ぐらいの気持ちで設定に盛り込むハナシをやることだ。
ヤマノススメ Next Summit
第5話 登山部からの挑戦!?/武甲山で愛のムチ? △++
そうねアニメや漫画で「スポーツ登山」はあんましやらんよね
たぶん単純に「見栄え」の問題で、登山がしんどいのは
誰でも知っているけどそれは「見えない」から
そこを分かりよくするために「ご褒美」
としてすばらしい景観や厚い友情を提示するわけだ。
といっても当作品も「中の人」がひいふう言って
くれるわけで、そこからしんどさを感じる要素が
プラスされているのは確かにあるとはおもう
「頂上は水不足なんで余裕がある人は持って行って下さい」とか
あおいがトレーニングを積みたい状況にぴったりのガジェットで
そういう「自分で選択する重み」が登山を扱う作品として
そぐわしいものになっているとおもう。