豚のレバーは加熱しろ 第10話 決まりには必ず理由がある △+
この前まで旅のツレがいて、また以前のように戻ったのに
寂しさがあるね、と同時に命の危険がぐっと増すしかけ
今までさんざん執拗にかつ丁寧にイェスマが辿ってきた最後を
提示してきたからね、残酷だけど綺麗なお人形さんを壊すのはたのしかろう。
それはボクたちの「前提」そう「美少女はそう簡単に死なない」を
「異世界転生もの」を利用してうまく破壊してるね
そしてそれには主人公もヒトの姿をしていては徹底できないから
「豚」にするというやり方だ、それがこのおはなしのおもしろさと
引き替えの「犠牲」だろう。
SHY 第12話 せきをすれば、ふたり とまとめ △+
「ヒーロー」だからね、悪党をぶっとばすのが分かり易い
ところがこのおはなしは数えるほどしか「バトル」してないのよね
ちょーめんどくさい「説得」ばっかりしていて
なんならスターダストさんとの「特訓」が一番映えだったかもしれん
つまりこのおはなしは「反ヒーローもの」を徹底して
単純な「悪」をまったく出さないハナシだったわけだ
それは子供に道徳を教えるような滅茶苦茶大変な仕事では
あったかとおもう、炎も氷も煙もたいした問題ではなかったわけだ
問題は単純なヒトのココロ、自分と世界を傷つけるココロだったわけで
なるほど「平和」の礎になっているのはそういうものかもしれんね
まあその前に大敵「貧困」があるのよね、それも扱っていて
そしておそらくヒーローにも解決不可能だろう。
とあるおっさんのVRMMO活動記
第12話 アース、怒る とまとめ △(+)
「MMO」と「実験場」はいつもリンクしているよね
それは「訓練」や「実験」のような「箱庭」での「繰り返し」が
前提となっている世界だからだね、ゆえに一定数「まったり」
やりたい人、つまり「競争」しない人を受け入れるわけだ
しかしながらちょっとでもみどころがある人がいたら
運営側は「才能」を理由にいろいろけしかけて
「競争」に参加させようとするのね、その横暴さが
おっさん(アース)を怒らせたのよね、しかしあれだね
社会との関係性を壊さずに感情を露わにできるなんて
それこそ「仮想空間」の存在意義そのものかもしれん
しかしそれは果たして本当の「怒り」だろうか
生臭いカラダとちんけな才覚、くそくだらない現実でこそ
「怒り」は見いだせるのではないのか、まあこののんびりした
ハナシでそんなこと考えるのは阿呆だろうけど。
聖剣学院の魔剣使い 第12話 魔剣の真実 とまとめ △+
「子供に転生して滅茶苦茶に甘やかされる」
ってな一定の需要があるねえ、こんなん現実だと嫁か母ちゃんぐらいしか
してくれないからね、「いたいけな存在を守る」の逆バージョン
というか「人間性の回復」というか、そんなとこなんだろうか
で、その娘を吸血鬼にして守るという関係性の倒錯が見物だわな
で、その関係性の逆転に際して「時間」と「魔王」の2つを
転生にあたって手放させているわけで、お金持ちが新会社を
つくって再就職して好き放題するようなたのしみではあろう
そしてその敵が「ボイド(虚空)」とかいうワケわからん代物なのも
納得がいくところではあるね、繰り返すけど「甘える」ことが
主題なわけだから。
暴食のベルセルク 第12話 喰い尽くす とまとめ △+
「能力吸収」と「暴走」のバランスゲームをたのしんだねえ
数値がすぐインフレしてディスガイアみたいだったかと
でも思うほど「チート転生もの」としてはインチキではないね
つまりゲームみたいないい加減なインフレゲームがもう常態化
しているということなのかとおもう
そしてその「安全弁」も実に単純かつわかりやすかったかと
「ヒロイン」と「相棒」やね、よー考えるとたった数人で
世界を飲み込むような力を押さえ込むののだからお安くはある
いや、押さえ込むというか「発散」していたようなかんじかな
単純なもんだけど「オトコノコ」としてはどっかの陰の支配者とか
よりは好ましいかもしれんね。