◇ あと3つ、新会社を設立しよう = 次世代技術の開発が重要なのは、半導体に限ったことではない。その第1は蓄電池。言うまでもなくEV(電気自動車)や太陽光発電の効率化には欠かせない。いま普及しているリチウムイオン電池は日本が最初に実用化したが、普及段階で中国と韓国に負けてしまった。次世代型の全固定電池はいまのところ日本がリードしているが、新会社を作って民間の力を結集。政府が強力に支援しないと、リチウム電池の二の舞になりかねない。
その第2は太陽光発電パネル。次世代型としては、有機薄膜型とペロブスカイト型がきわめて有力だ。このうちペロブスカイト型は、日本人の発明。ともに印刷技術を利用して原料を重ね塗りする。軽量で曲げることができ、ビルの壁面や車両の屋根など、どこにでも張り付けられる。まだ発電効率の低いことが欠点だが、技術的には効率を上げるメドが付いている。日本では25年の実用化を目指しているが、ドイツとスウェーデンが先行することになるらしい。
その第3は海底資源の開発。まず小笠原諸島の南鳥島沖で見つかったレアアース泥。日本の消費量の数百年分もあるという。いま日本はレアアースのすべてを輸入に頼っている。政府は5年後の回収を目指しているが、それでは遅すぎる。また日本近海の各所で発見されたメタン・ハイドレード。18年度をメドに商用化を目指していたが、いまだに成功していない。
半導体だけではなく、さらに3つの新会社を設立して、政府が積極的に支援する。その結果、日本の次世代技術が世界をリードするようになれば、日本は再び成長する国になる。財源は国債発行に頼っていい。成功すれば、蓄電池や薄型太陽光パネルの輸出が激増したり、レアアースや原油の輸入を劇的に減らせる。十分に元がとれるはずだ。そして日本の企業や国民が、将来への夢を持てるようになる。
≪16日の日経平均 = 上げ +38.13円≫
≪17日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
その第2は太陽光発電パネル。次世代型としては、有機薄膜型とペロブスカイト型がきわめて有力だ。このうちペロブスカイト型は、日本人の発明。ともに印刷技術を利用して原料を重ね塗りする。軽量で曲げることができ、ビルの壁面や車両の屋根など、どこにでも張り付けられる。まだ発電効率の低いことが欠点だが、技術的には効率を上げるメドが付いている。日本では25年の実用化を目指しているが、ドイツとスウェーデンが先行することになるらしい。
その第3は海底資源の開発。まず小笠原諸島の南鳥島沖で見つかったレアアース泥。日本の消費量の数百年分もあるという。いま日本はレアアースのすべてを輸入に頼っている。政府は5年後の回収を目指しているが、それでは遅すぎる。また日本近海の各所で発見されたメタン・ハイドレード。18年度をメドに商用化を目指していたが、いまだに成功していない。
半導体だけではなく、さらに3つの新会社を設立して、政府が積極的に支援する。その結果、日本の次世代技術が世界をリードするようになれば、日本は再び成長する国になる。財源は国債発行に頼っていい。成功すれば、蓄電池や薄型太陽光パネルの輸出が激増したり、レアアースや原油の輸入を劇的に減らせる。十分に元がとれるはずだ。そして日本の企業や国民が、将来への夢を持てるようになる。
≪16日の日経平均 = 上げ +38.13円≫
≪17日の日経平均は? 予想 = 下げ≫