◇ ダウ平均は最高値更新か = 世界中が注視した大阪での米中首脳会談。両国は中断していた貿易交渉を再開、トランプ大統領は「当分の間、関税の引き上げは行わない」と言明した。今後の交渉がどういう決着をもたらすかは、いぜんとして不透明。だがアメリカが中国製品のすべてに制裁関税をかけるという最悪の事態は、ひとまず回避された。株式市場はもちろん大歓迎、今週の株価は大きく上昇する可能性がきわめて大きい。
先週の株式市場は、米中会談の様子見で足踏み状態に推移した。ダウ平均は週間119ドルの値下がり。それでも史上最高値まで、あと200ドルあまりの水準に踏みとどまっていた。したがって今週は、一気に最高値を突き抜ける可能性が強い。ただニューヨーク市場の場合は、株価が勢いを取り戻すとFRBによる利下げが遠のくかもしれないという心配が頭をもたげる。そこで今週末に発表される6月の雇用統計も見逃せない。
日経平均は先週17円の値上がり。この6月中にダウ平均が1800ドルも上げたのに対して、わずか675円の上昇にとどまっている。中国経済の不調で輸出が伸び悩んでいること、円高がやや進行したことが原因だ。米中貿易交渉の再開で、見直し買いをどの程度まで呼び込めるか。その勢いが弱々しいと、こんどは国内経済への不安が改めて心配になってくる。
今週は1日に、6月の日銀短観、新車販売、消費者態度指数、国税庁の路線価。5日に、5月の家計調査、景気動向指数。アメリカでは1日に、6月のISM製造業景況指数。3日に、5月の貿易統計と6月のISM非製造業景況指数。5日に、6月の雇用統計が発表される。
≪1日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
先週の株式市場は、米中会談の様子見で足踏み状態に推移した。ダウ平均は週間119ドルの値下がり。それでも史上最高値まで、あと200ドルあまりの水準に踏みとどまっていた。したがって今週は、一気に最高値を突き抜ける可能性が強い。ただニューヨーク市場の場合は、株価が勢いを取り戻すとFRBによる利下げが遠のくかもしれないという心配が頭をもたげる。そこで今週末に発表される6月の雇用統計も見逃せない。
日経平均は先週17円の値上がり。この6月中にダウ平均が1800ドルも上げたのに対して、わずか675円の上昇にとどまっている。中国経済の不調で輸出が伸び悩んでいること、円高がやや進行したことが原因だ。米中貿易交渉の再開で、見直し買いをどの程度まで呼び込めるか。その勢いが弱々しいと、こんどは国内経済への不安が改めて心配になってくる。
今週は1日に、6月の日銀短観、新車販売、消費者態度指数、国税庁の路線価。5日に、5月の家計調査、景気動向指数。アメリカでは1日に、6月のISM製造業景況指数。3日に、5月の貿易統計と6月のISM非製造業景況指数。5日に、6月の雇用統計が発表される。
≪1日の日経平均は? 予想 = 上げ≫