◇ ダウはとうとう3万ドルに到達 = ダウ平均株価は先週24日、ついに終り値で3万ドル台に乗せた。17年1月に2万ドルを達成していたから、3年10か月で1万ドル上昇したことになる。その後は達成感が出たせいかやや反落、週間では647ドルの値上がり。政権移行の作業が始まり、新財務長官にイエレン前FRB議長の公算、そしてコロナ・ワクチンの接種が年内にも実現するというニュースが、株価を押し上げた。
東京市場も、ニューヨークに負けないほどの活況を呈した。日経平均は先週1117円の値上がり。今月に入ってからは4週連続の上昇で、この間の上げ幅は3668円に達した。その上昇率14%は、ダウ平均や独DAXを上回っている。特に外国人投資家の参入が目立ち、コロナで下落していた景気関連銘柄にも買いが広がった。
日米市場で共通しているのは、現在のコロナ急拡大には目をつぶっていること。外出制限など規制を強めれば、景気は悪化する。だがワクチン実用化で、景気は良くなる。だから足元の悪材料にはかまわず、将来に期待する。カネ余り相場ならではの投資家心理だろう。今週もその積極さが持続するのか、それとも一休みするのか。
今週は30日に、10月の商業動態統計、鉱工業生産、住宅着工戸数。1日に、7-9月期の法人企業統計、10月の労働力調査、11月の新車販売。2日に、11月の消費動向調査。アメリカでは30日に、10月の中古住宅販売。1日に、ISM製造業景況指数。3日に、ISM非製造業景況指数。4日に、11月の雇用統計、10月の貿易統計。また中国が30日に、11月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪30日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
東京市場も、ニューヨークに負けないほどの活況を呈した。日経平均は先週1117円の値上がり。今月に入ってからは4週連続の上昇で、この間の上げ幅は3668円に達した。その上昇率14%は、ダウ平均や独DAXを上回っている。特に外国人投資家の参入が目立ち、コロナで下落していた景気関連銘柄にも買いが広がった。
日米市場で共通しているのは、現在のコロナ急拡大には目をつぶっていること。外出制限など規制を強めれば、景気は悪化する。だがワクチン実用化で、景気は良くなる。だから足元の悪材料にはかまわず、将来に期待する。カネ余り相場ならではの投資家心理だろう。今週もその積極さが持続するのか、それとも一休みするのか。
今週は30日に、10月の商業動態統計、鉱工業生産、住宅着工戸数。1日に、7-9月期の法人企業統計、10月の労働力調査、11月の新車販売。2日に、11月の消費動向調査。アメリカでは30日に、10月の中古住宅販売。1日に、ISM製造業景況指数。3日に、ISM非製造業景況指数。4日に、11月の雇用統計、10月の貿易統計。また中国が30日に、11月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪30日の日経平均は? 予想 = 上げ≫