◇ 円安の流れは止まるのか = ニューヨーク市場は先週、大いに迷ったあげく動きを止めた。ダウ平均は週間15ドルの値上がり。OPEC(石油輸出国機構)の総会で、実効性のある生産調整計画が決まるのか。アメリカの7-9月期のGDP成長率は、予想を上回る2.9%に拡大。経済の実体は思ったよりいいが、これでFRBによる12月の利上げは確実になったのか。大統領選挙の結果は。これらの大きな材料をどう評価したらいいのか。
東京市場は円安の進行で、株価は続伸した。日銀によるETF(上場投資信託)の買い入れ期待も、株価を下支えしている。円の対ドル相場は、3か月ぶりに105円台まで下落した。日経平均は先週262円の値上がり。週の終り値は1万7500円にあと一息というところまで近づいた。今週も円安基調で推移すれば、半年ぶりに1万7500円を回復するのだが・・・。
その後、土曜日になって2つのニュースが飛び込んできた。OPEC総会の結果はやっぱり不調で、結論を11月末まで持ち越した。FBIがクリントン候補のメール問題を再調査することになった。これで原油の国際価格は50ドルを割り込み、ドルが売られた。今週の市場がどんな反応をみせるか観察する必要はあるが、このところ続いた円安の流れには水を差された感じが濃い。
今週は31日に、9月の鉱工業生産と住宅着工戸数。アメリカでは1日に、10月のISM製造業景況指数。3日に、10月のISM非製造業景況指数。4日に、10月の雇用統計と9月の貿易統計。また中国が1日に、10月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪31日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
東京市場は円安の進行で、株価は続伸した。日銀によるETF(上場投資信託)の買い入れ期待も、株価を下支えしている。円の対ドル相場は、3か月ぶりに105円台まで下落した。日経平均は先週262円の値上がり。週の終り値は1万7500円にあと一息というところまで近づいた。今週も円安基調で推移すれば、半年ぶりに1万7500円を回復するのだが・・・。
その後、土曜日になって2つのニュースが飛び込んできた。OPEC総会の結果はやっぱり不調で、結論を11月末まで持ち越した。FBIがクリントン候補のメール問題を再調査することになった。これで原油の国際価格は50ドルを割り込み、ドルが売られた。今週の市場がどんな反応をみせるか観察する必要はあるが、このところ続いた円安の流れには水を差された感じが濃い。
今週は31日に、9月の鉱工業生産と住宅着工戸数。アメリカでは1日に、10月のISM製造業景況指数。3日に、10月のISM非製造業景況指数。4日に、10月の雇用統計と9月の貿易統計。また中国が1日に、10月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪31日の日経平均は? 予想 = 下げ≫