魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

気になる良いヤツ

2006年09月15日 | ワイン ~2020年
2004 ヴィエリス SB (白、ヴィエ・ディ・ロマンス)

これ気になるワインでした。
通常含んだあと、吐き出すのですが、このワインは思わず飲み込みましたよ。

ソーヴィニヨン・ブラン種(SBと略)の特徴でもある青草や麝香などもしますが、
きれいで爽やか、艶やかでバターっぽさもありました。
良いSBですよ。

ネクタール(ネクターのように舌触りがトロッとしている状態)で粘膜性のある
果実味が舌を包み、きれいな酸と相まって本当に良いワインです。

ただ、問題はやはり価格。気持ちお安くは提供できますが、それでも4千円程度。
SBをお客様がその価格で買うかな?という疑問です。

良いワインだけど、多分販売できない。でもそれじゃ忍びないので、こうやって
書いておくことにしました。(おぉ、ワイン愛!)

ダダッ、ダダッ、ダダッ、ダダッ~♪
「おぉ、あんたは良い奴だった!ただ、生まれた時が悪かった、誰も振り向いて
くれないかもしれないけど、俺はちゃんとあんたの素晴らしさ、知っているぜ」
って、まるで演歌かブルースのように語るしかないのです。



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試飲会行ってきました。

2006年09月15日 | ワイン ~2020年
2日連チャンでありましたので、博多1泊してきました。
久しぶりの外泊???

まず1日目は約130アイテム。
午後から2時頃から入場したので5時まで、時間が足りませんでした。

結構真剣にやっていましたが、どうも飲めないアイテムが発生!
何故かというと、私のテースティングの順番は泡と白、ロゼ、そして赤、
最後に甘口デザートワインへと進みます。
まっ、分かりやすい普通の展開ですよね。

ですから赤の高級品はなくなっている場合が多いのです。
価格が書いてあったりすると、てきめん、高いのからなくなることも多い・・・。

本日の一番人気はこれ。ワイン名なんてどうでもいい???
13000円!ものです。

最初飲めなくて、その旨を告げると、もう1本開けて頂いたのです。
それも「今開けたから、今ならありますよ」といわれそれでも・・・・・・、
すぐに半分くらいには減っている!(何て人気!20分ともたない)
と思いきや、ブルゴーニュあたりもなくなっている。つまり試飲客は
値札の高いのから飲んでることが判明!
「おい、おまいら、ちゃんと味わってるのか?!」
と言いたくもなりますよね。

であまりに可哀想なので、この写真のワインにひとこと。
イタリアのダル・フォルノ・ノマーノさんという、「アマローネワイン」の
神様のワインです。もうひとり、「クィンタレッリ」さんと合わせて
2大巨頭と言われています。ですから美味しいのはもちろん。高くもあるのです。

ただ、ワインに真剣なショップの方は、実は高いワインは大して興味が
ありません。理由はお察しの通りです。コストパフォーマンスや
商材としての価値を探すのが目的だからです。

・・・・と突っ張ってみるものの、本当は頑張ったご褒美として、確かに
ちょっとは飲みたいです。ハイ。



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