TV番組「バリバリ☆バリュー」の中で「ロマネ・コンティ」が「100万円ワイン」
として登場しました。
さらにロマネ・コンティ(以下RC)は100万円だけど、それに最も近いワインがある。
それはカリフォルニアの「カレラ・ジェンセン」で11000円で飲める。
ソムリエさえもよく間違えるというのだ。そこへジェンセン氏が登場。
「どっちが美味いかは、RCを持ってきてごらん。私がカレラを出すから飲み比べを
しよう」・・・・・・?!
RCの話題が出る度に正直、食傷気味になります。
まずRCが「ロマネ・コンティ」としてではなく「100万円ワイン」という意味合い
に最近は変わりつつあるようです。確かに100万の方がインパクトありますもんねえ。
それと、分かっている方は分かっていると思いますが・・・、
RCに一番近い味わいは「カレラ ジェンセン」ではなく、同じ造り手(ドメーヌ・
ド・ラ・ロマネ・コンティ社)のすぐ側の畑のワイン、つまり「リシュブール」とか
「ラ・ターシュ」こそを挙げるべきでしょう。
かつて漫画「ソムリエ」でカレラが紹介され、話題になった時、私はパソコン通信
「ニフティ」のワインの部屋へ出入りしてワイン談義をしておりました。(10年ほど前)
当時そこでも同じ話題になり、じゃあ飲み比べをしよう!とオフ会が行われました。
もちろんRCとカレラはベクトルの違う味わいであったことは明らかでした。
当のジェンセン氏もRCで働いたこともなく、人工衛星で同じ土壌を探した?
なんてことも全くありません、とかつてはきっぱり仰っていたはずですが・・・。
今や「ジャイロボール?」になってしまいました。
実際「カリフォルニアのRC」として大いに売れているわけですし、水を差して
自分のワインの売り上げを落とす必要はないのですから。
TV番組ではそこは触れておらず、妙な流れになっていましたねぇ。
さらに「ソムリエでさえもよく間違うほど似ている」ということになっていましたが、
ソムリエですらいろんな方が日本国内だけでも1万人ほどいらっしゃいますし、
みんな飲んだ経験があるわけでもなし、むしろ、「RCを飲むこと、またブラインド
で当てること、分かること」がソムリエの仕事でもありません。
RCが100万円の味わいや価値があるかどうかも「ジャイロボール」なのかも
知れません。
TV的に話題性はあるのでしょうが、演出ばかりが先行してしまうのが番組制作の
現状なのでしょうか・・・。
として登場しました。
さらにロマネ・コンティ(以下RC)は100万円だけど、それに最も近いワインがある。
それはカリフォルニアの「カレラ・ジェンセン」で11000円で飲める。
ソムリエさえもよく間違えるというのだ。そこへジェンセン氏が登場。
「どっちが美味いかは、RCを持ってきてごらん。私がカレラを出すから飲み比べを
しよう」・・・・・・?!
RCの話題が出る度に正直、食傷気味になります。
まずRCが「ロマネ・コンティ」としてではなく「100万円ワイン」という意味合い
に最近は変わりつつあるようです。確かに100万の方がインパクトありますもんねえ。
それと、分かっている方は分かっていると思いますが・・・、
RCに一番近い味わいは「カレラ ジェンセン」ではなく、同じ造り手(ドメーヌ・
ド・ラ・ロマネ・コンティ社)のすぐ側の畑のワイン、つまり「リシュブール」とか
「ラ・ターシュ」こそを挙げるべきでしょう。
かつて漫画「ソムリエ」でカレラが紹介され、話題になった時、私はパソコン通信
「ニフティ」のワインの部屋へ出入りしてワイン談義をしておりました。(10年ほど前)
当時そこでも同じ話題になり、じゃあ飲み比べをしよう!とオフ会が行われました。
もちろんRCとカレラはベクトルの違う味わいであったことは明らかでした。
当のジェンセン氏もRCで働いたこともなく、人工衛星で同じ土壌を探した?
なんてことも全くありません、とかつてはきっぱり仰っていたはずですが・・・。
今や「ジャイロボール?」になってしまいました。
実際「カリフォルニアのRC」として大いに売れているわけですし、水を差して
自分のワインの売り上げを落とす必要はないのですから。
TV番組ではそこは触れておらず、妙な流れになっていましたねぇ。
さらに「ソムリエでさえもよく間違うほど似ている」ということになっていましたが、
ソムリエですらいろんな方が日本国内だけでも1万人ほどいらっしゃいますし、
みんな飲んだ経験があるわけでもなし、むしろ、「RCを飲むこと、またブラインド
で当てること、分かること」がソムリエの仕事でもありません。
RCが100万円の味わいや価値があるかどうかも「ジャイロボール」なのかも
知れません。
TV的に話題性はあるのでしょうが、演出ばかりが先行してしまうのが番組制作の
現状なのでしょうか・・・。