魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

大失態かも?!

2007年08月09日 | ワイン ~2019年
試飲会で私が美味しいと思って仕入れたワインなのですが、大変な運命を
たどるのかも知れません。ってちょっと大袈裟?

2006 Romeo(ロメオ)
   スペイン、フミーリャ地区、マカベオ、アイレン種、千円ちょっと

私が好きなのは香りです。スッキリとしたなかにちょっと白い花、モクレンや
沈丁花、白いバラ、ちょっと香水っぽさ、そして石灰や岩っぽい香り、どこか
ミネラリーでチャーミングな香りです。強くはないのですが素敵な香りです。

味わいは、その香りほどは追いついてこなくて、さわやかですっきりとして
厚みはありませんが、クリーンです。夏場には良いのではないかと思いました。
思いました・・・おもいました・・・オモイマシタ・・・

と・こ・ろ・が・・・???

お奨めしたお客様から「好みでないよ」と反応が悪くてショック、
昨夜家内からは、「どうしてあなたがこれを選んだのか分からない」と
言われてしまったのです。ガーーーン!!!

白の品種といえば、シャルドネだとかソーヴィニヨン・ブランだとか、
セミヨン、ヴィオニエ、リースリング・・・メジャーな品種でどこか
パターン化されていますよね。

スペインの白の品種はそれ以外の個性で訴えてきます。コストパフォーマンス
は最高ではないかも知れませんが、普通と違う風味の白で勝負しているんです。
温度も難しいワインです。よく冷やしてさわやかさを強調した方がいいのかも。
って言い訳といえば言い訳です・・・か?
でもこの風味と香りが好きだったんだもん。再び


さてこの賛否両論のワイン、仕入れてしまったのでどうなんでしょうか?
このワインの運命やいかに・・・。
大失態かも?知れません。
でもご興味のある方はどうぞトライしてやって下さい。
ラベルは結構ミーハーかも知れませんが、贈りものには良いラベルでしょ。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする