魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

完璧なんて求めない・・・今日は愚痴かも

2007年08月28日 | ワイン ~2019年
最近安物のデイリーの品質点検ばかり行っていましたが・・・?オイオイ
さてと、本日のワインは試飲会で気に入って仕入れたワインです。

2002 ロメオ モナストレル クリアンサ(ペドロ・ルイス・マルティネス)
   スペイン、フミーリャ地区、赤、1450円

柔らかに赤系ベリーにちょっとプラムなどを含みつつミンティーさも
加わった香りがします。

味わいは、瑞々しくしなやかで柔らかくスーーッと入っていきます。
いいねー。美味しいです。多少のタンニンはありますが、細かく初心者が
飲んでも大して違和感はないでしょう。

このワインはターゲットの広さで選んだワインで、マニアにはちょっと
物足りないかも?知れません。
しかし、多くの方に価格を考慮して80点以上はまずまず頂けるワインだと
思います。かつてのトヨタカローラみたいなもんでしょ。
しなやかで、フレンドリーで、親しみやすいと思います。
ハートマークのラベルもミーハーかも知れませんが、コストパフォーマンス
もとても良いし、贈り物にも最適だし、きっと喜んでいただけるでしょう。


話は変わって、今日、とある方と話をして「家の片付けが出来ない」と仰る
ので、ひと言だけお話ししました。「完璧を求めると無理ですよ。」って。
このワインのように大まか、大概ぶりでいいんじゃない?
実は私も流通業に従事しながら、経済学上、日本の景気のためにはあまり
お奨めではないのですが・・・、

人間そんなに物を持たなくても生活には困らないんですよね。
だから思い切って「処分する」「捨てる」。
コレクター的性格ではない限り(コレクターは通常範囲を超えるとどこか
おかしいかも?)、これから未来へ向けての人生を考えると、たいていの
過去の物は「捨てられます」よね。

“これからの人生は、これから創りあげる”的発想です。

とにかくシンプルにすること。
天災や空襲が来た時に、何を持って逃げるか?と考えて出てくる「大事な
もの」意外はほとんど処分することが出来ます。

上記の発想で、たいていの物は片づきます。
なんてことを話していたのですが、そんなもんですよね・・・

それと人生、「もの」に執着せず、
「もの」より「こと」を大切にしたら良いんじゃないか?って発想。

釣った魚(獲物)よりも「釣ったこと」自体を楽しむのです。
「もの」は消費すれば終わるけど。「こと」は記憶の限りは残ります。
どちらがより実のあることか?ってことでもあります。

まあワインの場合は、飲んでしまって経験値とするか?
いつでも飲めるよ、持っているよ、と自慢しながら飲み頃を逃して
ミイラになってしまうか・・・・・オイオイ、どっちが良いの???

ってなりますが、人生は一度きりなので果たしてどっちが良いのかは
楽しみながら確かめましょうね。

今日は何を言っているのか分からなくなりましたが、まあ、酔っぱらいの
戯れ言だと思ってやって下さい。

コメント (4)
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