魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

輸入元の来訪

2010年10月23日 | ワイン ~2019年
とある輸入元の営業マンさんの来訪でした。


自分の担当地区をつぶさに訪問して、テースティングを
一緒にします。そうしたことで信頼関係を構築していく
ということです。

何の世界でもそうですが、一緒にやることによって見え
るもの、つながるもの、言い合えるものなどあります。
きっと大切なことです。


現在、問題の国際関係もいがみあってばかりいずに、何かを
一緒にやって、寄りそえるものを見つけることこそ大切だと
思います。


さて、試飲したワインたちです。
今回は赤ばかり。






・2008 マニンコール カルテレルゼー(伊)

・2009 スマロッカ エル・コダル(スペイン)
素直でバランス良く、愛想が良い。 
   

・2007 ヴァレ・デ・ナバイシュ(ポルトガル)
お手軽価格なのに濃い。ちょっとクセがあり、焦がした樽
の風味も相まって、干しブドウっぽさなど・・・悪くはな
いが微妙。


・2007 アルナルド・カプライ モンテファルコ(伊)
まあ、優等生のコクのあるワインだが価格としては普通。


・1999 Ch.ファバス アレキサンダー(仏、ミネルヴォワ地区)
この熟成感は良いです。さすがにコスパが高い。


・2005 Ch.モンフォーコン バロン・ルイ(仏、ローヌ地区)
私の好きなワイン。まあ無難といえばそう。ホントはもっと煌めく
何かが欲しいが、決して悪くはない。バランスよく整っていて、
そこが良いのかも。優等生ローヌ。




先日のブショネから発展して、コクル栓、ガラス栓、スクリュー
キャップや合成コルクなどなど、さらにワインの熟成について
意見を交わす。

輸入元の営業マンさんはすごい。何度もフランスにも行っているし、
醸造家ともつながりもあり、その関係か「熟成は酸化熟成だ」との見解。
権威のある方の意見だと力説。

しかし私もひるむことなく、容器の密閉度や化学的にまだ解明され
ていないし、かなり違う見解があること。還元熟成や酸素不要論
などあることを話す。


面白い


時間の制約があるので、深くは話さなかったが、これを語りだすと
一昼夜話しこむこと確実な話題。

結果、飲んで感じることができるのは嗜好だし、感性、臭覚、味覚
はホントにそれぞれで、結論が出るのやら・・・・・???


ささやかなことでもマニアの世界の奥深さはいろいろとあるのです。

「たかが、ワインやろ」なんてお考えの方には想像もつかない奥行と謎、
不思議さがあるものだと・・・ご想像ください。

コメント
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