魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

酒蔵通り

2011年05月03日 | ちょっと怪しい
佐賀県鹿島市にある「肥前浜宿」というところへ行ってきました。
アントラーズの茨城県ではなく佐賀県です。


鹿島市は時々通過はするのだけど、しげしげと見るのは初めてです。







この辺りは「伝統的建造物保存地区」となっていて、通称「酒蔵通り」と
言われています。


造り酒屋がたくさん並んでいる古風な街並みです。





上の写真は観光酒蔵「肥前屋」。


いろんなお酒や焼酎が販売してありました。


建物の中には「昭和の部屋」というのがあって・・・・・


これです。






そしてこんなジオラマ模型も。










時が止まったようなちょっとした錯覚です。


「三丁目の夕日」っぽくて、オジサン世代はこんなのに弱いんだよなあ。


今は失くした昔のものがちょっと見つかると、まるで何かを取り戻したように
嬉しくて、そしてホッとした気分になれる。


何なのでしょうかねえ。小泉、竹中が行った政策のせいで失くしてしまった
ものなのかなぁ。もちろんその前から流れはあったとしても、彼らの政策は
決定的だった。血も涙もなかった。こうして酒蔵の本来の機能から、見世物
小屋的観光コースにしか道を見出せなくしてしまったと思います。

とても悲しい。

だけどまだ生きている酒蔵もありますので、少しでも応援していきたいと
思っています。幸いにもこの通りにある、とある酒造の商品は取り扱ってい
ますので、これからもささやかでも売って行きたいと思いました。


失った何かがまだ残っているのを見ることができた、そんな日でした。

コメント
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