魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

昼間っから飲んではイケムません

2011年05月27日 | ワイン ~2020年
昼間っから酒飲んじゃいけませんが、

本日はワインの試飲会でした。


元長崎県酒販が今では国分傘下となり名称が「NKI」となっております。
そのNKIの試飲会でした。


国分はワインの輸入元でもあり多くの取り扱いアイテムがあるのですが
多分デイリーワインばかり中心で約3000円以下のワインを探すぞ~!という
思惑でした。

が、行ってみると・・・・・何なんでしょう!





ほれほれ、どうですかぁ。メイネイは優しくてつつましやか。
レゼルブ・ド・ラ・コンテスが2005年だったもので、美味い!
そして2006 Ch.グランピュイ・ラコストもさすがに美味い!




さらに、こんなの。




02と04のラルシ・デュカス、07スミス・オー・ラフィット、06プリュレ・リシーヌ、
06カノン・ラ・ガフリエール、06パヴィ・マッカンなどなど。

普段あまり飲まない(高くて飲めない?)ボルドー、良いですねえ。


お気に入りはカノン・ラ・ガフリエール、そしてグランピュイ・ラコストかなぁ。
やたらと美味い!


ただし、結構お高いので仕入れても売り切る自信がありません。
軒並み1万円コースって品々ですからねぇ。




さて、一番驚いたのは〆のこのワインたち。





おいおい、試飲会でCh.イケム(ディケム)が出たのは初めてです。
(ハーフボトルでも2万以上)

イケムだけはペッ!しちゃイケムません。(吐き出し用の紙コップ持っていますが)

時間が止まるようにしっかりと味わってからごくりと飲みます。

これはワインに対する畏敬の念です。


他にも実は赤でもひと口ふた口は飲んでしまいました。


試飲会のはずが、心の中ではすでにワインパーティー!!!
花火が打ち上っておりました。



でもさ、でもさ・・・、これだけのワインを目の前にして有り難がっている人
ってほとんどいませんでした。(県外から来ていた持ち場の責任者と私だけ?)
来客者も案内する社員も、誰もまったく歓声を上げない!


ああぁぁ・・・、長崎とはそんなところばい。


この会社はこれだけのものを用意してくれているにもかかわらず、社員の
面々ってワインが全く分かっていないか、ワインへの愛情なんて微塵も
ないのでは?と思ってしまいます。
これだったらもっとマニアの方にご案内すれば良かったかなあ・・・。
ワインマニア来場していなかった気がする・・・。


なんか美味しいのだけれど、高くて仕入れられないことや、「おおぉ!」と
ひと言の歓声も上がらない会場のワインへの理解のなさ。
そんなジレンマが沸きあがるのを止められなかった日でした。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする