かつてこのブログで気付かなかった聖地発見!(クリック)を
書きました。 まずこれをお読みください。
2011年7月のことでした。
夏でしたので潜入不能状態で、冬場にと思っておりましたが、あまりに寒いので
結局この季節にリベンジとなりました。
大島を越え、崎戸へ、蛎浦島の浅浦湾へ。ここは第二坑があった場所です。
上の写真の右手の山の中に、その廃墟マニアが目指すべき地点(聖地?)が隠れて
いるのです。
こんな感じ。
拡大しますとこれ。
コンクリートのホッパー(石炭貯蔵施設)が見えるかと思います。
もう難攻不落の場所です。
草も伸びていない、虫もまだ出ない、暑くも寒くもない、そんな季節を見計らって
本日は大いなるチャレンジです。
燃えました! 萌えました!
まずは上からふたつ目写真で「車はここまで」地点へと向かいます。
目の前には・・・
こここそが大いなるチャレンジへの入り口となります。
ガードレールの見えるところまでは大丈夫ですが、それ以降が魔宮なのでしょうか。
意を決して・・・入りますよ~。
こんな感じで最初はまずまずでした。
それでも徐々に草や木々が深くなってきます。
藪の中をかき分けかき分け、進んでいきます。
おおお、遠くに見えてきました。(望遠拡大写真です)
けもの道のような微かなそれとわかる?かもしれない程度の道をかき分けます。
ふと思いましたよ!
ここで子供の頃に読んだ忍者マンガ、「伊賀の影丸」が頭をよぎりました。
忍者は仲間に進んだ方向をしるすため痕跡を残すそうです。
また、影丸は洞窟の中を探索した時に、木の葉をわざと落としていって、
自分の進路を忘れないようにしていました。
そうだ!!!
こういうことが大切だ。右も左も分からなくなるかもしれない。
五里霧中のような中でやったことといえば・・・・・
こうして、道にあった石を意図的に組んで、自分の通った目印にしました。
(そのおかげで帰途は助かりました)
わけわからなくなりそうな中で、遠くを眺めると・・・
松島方面を見渡せます。きれいですね。
しきゃ~し、だんだんと自分自身を見失ってきます。
「なんでこんなことばしよるとやろうか???」
「おい(私)はなんてバカ野郎やろうか」
とか思い、ちょっと自虐的になりながらも進みます。
おお、見えてきましたよ。
もうちょっとやけん、頑張ろうかと思い直し、また懸命にかき分け
ながら進みます。
ほらほら、近くに見えてきた。
でも、目的地をぐるっと回るように進んでばかりで、ホッパーへの道
が見えてきません。
「道はあるとやろうか?」
「ここまできたら意地のあるけん、引き返すわけにはいかんやろう」
などなど思いましたよん。
そして、ちょっと強引に進みながらも、かき分けかき分け・・・
ようやく到着。
感激です。 そして微妙に馬鹿さ加減に呆れます。
下の方はこんな具合。
ホッパーですからね、石炭を貯蔵しては、下から出すわけですよ。
こんな感じで石炭があふれていました。
上を見るけど、残念ながら登れはしません。
ひっそりと決して誰も来ることのない、そして壊されることもない聖な
る廃墟、きっとこの先も・・・と思いながらひと息つきます。
さて、この先には何が・・・とも思いますが、もう進めません。
助けて~状態です。やれやれ・・・
しかし、本当のドラマは帰り道にありました。
それはつづく・・・。お楽しみに。
なに?楽しくないって? ううう、そいでも私はやるのです。