魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

聖地への大冒険1

2012年04月18日 | マイナー探訪

かつてこのブログで気付かなかった聖地発見!(クリック)
書きました。 まずこれをお読みください。

2011年7月のことでした。

夏でしたので潜入不能状態で、冬場にと思っておりましたが、あまりに寒いので
結局この季節にリベンジとなりました。


大島を越え、崎戸へ、蛎浦島の浅浦湾へ。ここは第二坑があった場所です。





上の写真の右手の山の中に、その廃墟マニアが目指すべき地点(聖地?)が隠れて
いるのです。





こんな感じ。


拡大しますとこれ。





コンクリートのホッパー(石炭貯蔵施設)が見えるかと思います。


もう難攻不落の場所です。

草も伸びていない、虫もまだ出ない、暑くも寒くもない、そんな季節を見計らって
本日は大いなるチャレンジです。


燃えました! 萌えました!



まずは上からふたつ目写真で「車はここまで」地点へと向かいます。


目の前には・・・





こここそが大いなるチャレンジへの入り口となります。
ガードレールの見えるところまでは大丈夫ですが、それ以降が魔宮なのでしょうか。



意を決して・・・入りますよ~。






こんな感じで最初はまずまずでした。


それでも徐々に草や木々が深くなってきます。





藪の中をかき分けかき分け、進んでいきます。





おおお、遠くに見えてきました。(望遠拡大写真です)


けもの道のような微かなそれとわかる?かもしれない程度の道をかき分けます。



ふと思いましたよ!



ここで子供の頃に読んだ忍者マンガ、「伊賀の影丸」が頭をよぎりました。

忍者は仲間に進んだ方向をしるすため痕跡を残すそうです。

また、影丸は洞窟の中を探索した時に、木の葉をわざと落としていって、
自分の進路を忘れないようにしていました。


そうだ!!!

こういうことが大切だ。右も左も分からなくなるかもしれない。


五里霧中のような中でやったことといえば・・・・・







こうして、道にあった石を意図的に組んで、自分の通った目印にしました。
(そのおかげで帰途は助かりました)



わけわからなくなりそうな中で、遠くを眺めると・・・






松島方面を見渡せます。きれいですね。




しきゃ~し、だんだんと自分自身を見失ってきます。


「なんでこんなことばしよるとやろうか???」

「おい(私)はなんてバカ野郎やろうか」


とか思い、ちょっと自虐的になりながらも進みます。







おお、見えてきましたよ。



もうちょっとやけん、頑張ろうかと思い直し、また懸命にかき分け
ながら進みます。






ほらほら、近くに見えてきた。


でも、目的地をぐるっと回るように進んでばかりで、ホッパーへの道
が見えてきません。


「道はあるとやろうか?」

「ここまできたら意地のあるけん、引き返すわけにはいかんやろう」

などなど思いましたよん。






そして、ちょっと強引に進みながらも、かき分けかき分け・・・



ようやく到着。


感激です。 そして微妙に馬鹿さ加減に呆れます。





下の方はこんな具合。










ホッパーですからね、石炭を貯蔵しては、下から出すわけですよ。

こんな感じで石炭があふれていました。






上を見るけど、残念ながら登れはしません。







ひっそりと決して誰も来ることのない、そして壊されることもない聖な
る廃墟、きっとこの先も・・・と思いながらひと息つきます。


さて、この先には何が・・・とも思いますが、もう進めません。




助けて~状態です。やれやれ・・・






しかし、本当のドラマは帰り道にありました。


それはつづく・・・。お楽しみに。


なに?楽しくないって? ううう、そいでも私はやるのです。


コメント (2)
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