魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

聖地への大冒険2

2012年04月19日 | マイナー探訪
なんとか崎戸炭鉱、第二坑、浅浦港上のホッパー探索の目的地へとたどり着き、
帰り道のことです。



もちろん自分がつけた目印を探しながら戻るのです。

まるで忍者のようですね。(これは昨日書きました)




その途中に











おやおや、こんなレンガで造られた人工物を発見しました。


何なのかは分かりませんが、炭鉱施設の一部であることは間違いあり
ません。




そしてドラマが起こりました。






んんん・・・???


何かがあるぞ!


コンクリートで作られた何かが埋もれています。






近付いてみると、窓のようなものがあるので中を覗いてみました。













これは萌えます! 入ってみますよ~。





おおお~!

何と素敵な空間でしょう。

誰も知らない空間なのです。



電気系統に使う白くて、ソフトクリームのようにくるくるとなった陶器製の
ものがたくさん落ちています。


この場所はホッパーから、もしくはホッパーへと石炭を移動させる時に使う
コンベアーとか、そんな機械を動かす電気室、もしくは変電所だったのかもしれません。






反対方向へ出てみた建物の外側は









レンガ造りでした。




さらに変電所の上には





コンクリートの円柱形のものが。(この写真じゃちょっと分かりにくいですね)


これは多分、貯水タンクです。


いくつもの施設が完全に埋もれているのです。見られるのは冬場から今の時期くらい?
(草が生い茂る時期は完全に無理です)



こんな場所って人がまず来ないので、到達感がありました。

登山と似ているのかもしれません。



ご紹介したこれらの場所は、これからもほとんど来る人もなく、もちろん
壊されることもなく、ひっそりと、ひっそりと、木々たちに飲み込まれ
ながら残っていくでしょう。遺跡になります。



・・・・・・・


さて、やっと元の場所に帰って来ました。ゼイゼイ。


その後は今日の感激をかみしめながら・・・

崎戸炭鉱の資料館へと行き、恒例の映画を見ます。






喉は渇き、かなり疲れ果てましたが、どこか心地良さがありました。

やっとリベンジは果たせたのです。





長崎への帰りの道すがら、美しい景色が慰労してくれます。









長崎の炭鉱群は実に味わい深いです。そして見渡す海はとびきりに素晴らしい。

その輝きは、きっと宝石よりも美しいと思う。


長々とお読み頂きありがとうございました。
廃墟好き、というか産業遺産の趣きの一端でもお分かりいただければ幸いです。


コメント (2)
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