魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

イギリスの風とフランスの味

2013年11月16日 | ワイン ~2019年
今夜は福岡にてポール・マッカートニーのライブ。


facebook仲間が何人も駆けつけて酔いしれている。

アルバム「アビーロード」B面のメドレーを最後にやっているらしい。

70歳を過ぎての超人ぶりには驚くばかり。

私もいろんな思い出があるけど、これ以上成功したバンドはもう出ないで
しょうね。来場して聴いたみなさん、今ごろ良い夢見てるかな。
それとも興奮して寝付けなくて、楽器を握りしめてるかな。



今日は山のように発注してしまったワインが届いたので、整理に大わらわで
した。明日も入荷しますが、セラーに入りきれるか心配です。
こうなれば、しっかり売ってワインも資金も回転さねばなりません。
なので、どうかよろしくお願いいたします。

と言いながらも明日も入荷するんだった。

おいおい紹介させていただきます。



イギリスの風が吹いているようですが、ワインはフランスで。

今夜はこれ。





2008 プピーユ
  (仏、ボルドー、メルロ種、赤、3~4千円台)

香りはボルドー右岸メルロー!って書いてはみるけど、ブラインドだと分か
るかな?

プラムやブラックベリーなど重ためのベリーに黒土、ミネラル、黒砂糖、
ドライフルーツ、ジンジャー、シナモン、焦げた肉や魚の皮、絵の具(青系)
など。


味わいはボルドーらしい風味で、ややストイック、黒土や沈んだ果実味の中に
慎ましやかに旨味が出てきます。地味で鉄分や血も感じるような本格派の
メルロらしい個性も備えています。

ちょっとタニックで開くのに時間がかかるので、気の長い方用かも。
しっかりとボルドーしてますので、仏ワインファンには良いでしょう。

ただ、私がソムリエならデカンタしてまでも出すか?と悩みそう。
即戦力というわけないところがちと辛い。

結構本格的なだけに時間との戦いとなるでしょう。
私の飲み頃はあと4~5年ほど経ってからかな???

そう考えるとこのワインは安いのか、高い、いや固いのか?
ってな状態でしょう。


コメント
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