魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

時期-ベリンジャーCS

2016年05月04日 | ワイン ~2019年
なかなかV・ファーレン長崎が勝てません。
もやもやはありますが、素晴らしいワインを味わいました。


夜はこれ。



頂きもののワインです。

もう10年以上寝かせていたのでオリがしっかりと出ています。



実はこのワインは思い入れのあるもので、私の子供(当時未成年)が現地で、アメリカの方
から頂いてきたワインです。”大人になって、飲めるようになってから飲むといいよ”ということで。

その子供が帰省してきたので、やっと飲むことが出来ました。




2001 ベリンジャー カベルネ・ソーヴィニヨン
  (USA、カベルネ種、赤、いただきもの)


香りはプラムやブラックベリー、乳酸、ミネラル、シナモン、シガーボックス、黒く
沈んで力強いながらも、もろみや落ち着きや優しさ、滑らかさを感じます。

味わいはまだまだ元気。果実味は力があり、酸もタンニンもしっかりと残っています。
こなれて優しいライン。黒土のような、底を這うような重ための果実味が良いです。

元気な果実味を味わえるという観点で、ちょうど飲み頃でしょうか。
もっと古酒がお好きならば、あと5年は楽にいけるでしょう。

プレミアムクラスでもない通常よりちょっと良い程度のワインですが、15年ほど寝かせると
これくらい深みが増してとても良くなるという典型を見た気がします。

やはり「時期」ってありますね。
このワインの人生の一番素敵な時期(これは個人の嗜好にもよるでしょうが)にめぐり合った
ようでとても素敵な夜でした。

ありがたいですね。感謝です。


コメント
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