魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ミシェル・トリノ トロンテス-そして祈りへ

2016年08月09日 | ワイン ~2019年



この風景好きです。長崎南部の山より浦上方面を眺めます。

今はこれだけ賑やかな街並みですが、本日8月9日は71年前の姿に思いを馳せてみます。



まず、昨夜飲んだのはこれ。




2014 ミシェル・トリノ トロンテス トラディショナル
  (アルゼンチン、トロンテス種、白、800円程度)

スクリューキャップ。

柑橘、それも白~青っぽい若い香り、レモン、シトラス、カボス、キンカン、ライチなど。
それに青草やセルロイド、白コショウ、ミネラルなど。


味わいは極めてさわやかですっきりした中に、ちょっとしたとろみやニュアンスがあります。
夏にはバッチリで、スクリューキャップなのでBBQ、ピクニックなどにも使えそう。
悪くないはずですが、あまり人気がないワインです。ラベルが冴えないからかなあ・・・。

それはともかく、地球の裏側からやって来たワインを飲めるのはとても楽しいことですね。
ワインは友好の懸け橋になれないものだろうか・・・。





本日は原爆が長崎市に落ちてちょうど71年です。


先日父が退院しました。
といってもあまり状態は良くないんですけどね。


そんな私の父は4~5キロ程度の距離(ほぼ現住所)で原爆を受けた被爆者です。

原爆が落ちてから71年も経つので、被爆者はどんどん減っています。
父も(当時14歳)あとどれくらい存命できるか分かりません。被爆体験者は当時の
生き証人ですし、伝え残さなければならないことはやっていただきたいと思います。

そして、私たちの世代はその思いを受け継いで伝えられれば・・・と思います。


でも、これって極端なはなし、広島市や長崎市以外の方々の「どうせ自分には関係ない
よその場所での出来事」としか感じていただけない方々もかなりいらっしゃるようなので、
その温度差にとても歯がゆく思う時が多いです。
特にいじめっ子の方々、その性格の方々には分からないようですけどね。


この記事も貼っておきます。ぜひお読みください。
71年目の長崎「最後の被爆都市」の意味(クリック)


当事者でこそ、この場所でこそ、分かること、感じることが必ずあります。
今年も自分の言葉で歌い、祈っていきます。


幻の日(オリジナル曲、ラリラリ・ピノ)


私なりの思いの詰まった曲です。
憎しみの連鎖が産むものは不幸であって、そんな負の連鎖は終わって欲しい。
そして寄りそえるものを見つけて歩み寄って欲しいという思いを込めています。

コメント
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