魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

USA試飲会-フェランディエール Vig RSV

2016年08月26日 | ワイン ~2019年
心を入れ替えてワインのはなしもします。
このブログはワインブログです。
決してラーメンとかカレーとか・・・


昨日はある輸入元の試飲会でした。



この会社はUSAのワシントン州、オレゴン州、カリフォルニア州を得意としています。



下の写真は上記3州のピノ・ノワール飲み比べ。

???当てろと言われても、これは難しいです。

でも私の好みはオレゴン州のキング・エステートかな。
とても優しく柔らかいピノでした。ブルゴーニュの方が好きだけどね。


他には、


ボーグルやレコールシリーズです。こちらも安定した美味しさです。
そのうちいくつか入ることと思います。


レコールですが、ラベルに「No.41」と書いてありますが、これをNo.42と書いて、
間違い探しをする問題がソムリエコンテストで出たそうです。
かなり意地悪というか、ワインの味わいを理解しているかどうかという本筋自体とは
まったく関係のないので、こんな選考方法はやり過ぎです。

そんなことを知っているソムリエさんを、普通のお客さんが求めているかといえば
間違いなくNoです。接客が見事で、お手軽で美味しいワインをお奨めしてくれたり、ワインの
世界を楽しさ、面白さ、そして世界観を広げてくれるようなソムリエさんが大方では求められて
いるのではないでしょうか。

まあ、そんな世界は放っておきましょう。そうでもしないと選考出来ない仕組みに
疑問を投げかけましょう。





妙な選別試験の不条理を思いながら、自分のお客さんに求められるお店にせんば!と
心に決め、夜はこれを。




2015 フェランディエール ヴィオニエ レゼルヴ
  (仏、ヴィオニエ種、白、千円台前半~半ば程度)

香りは杏、金柑やだいだい等の柑橘類、青草、ハーブ、セルロイド、白コショウなど。

味わいはきれいな果実味、まろやかで杏や柑橘を思わせながらも球体のようにまとまり、
きれいに昇華していきます。清楚でクリア。ほんの微かな甘みも感じ、美味しいと思います。
ちょっと地味めではありますが、きれいにまとまった美しさを持っています。
悪くないので次回の仕入れで少量入れてみましょうか。

しかし試飲とはいえ、この暑い夏は白ワインが多いですし、無意識に白を選んで飲んで
いるような気がします。ホント暑かもんね~?!

コメント
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