それはうちの奥さんと一緒にバスに乗った時のこと。
奥さんは中ほどより少し前のひとり掛けの席に座った。
(多分シルバーシートのひとつ前あたりのポジション)
私は後ろの方が空いていたので後ろの席に。別々に座っていた。
しばらくいくつかのバス停を過ぎ、立った乗客も増えてきた頃だった。
走行中に運転手から突然アナウンスが。
「シルバーシートに座っているお若い方、ご年配の方に席をお譲りくださ~い」
・・・一瞬、誰も何も言わない、何も起きない・・・
その時だ。
うちの奥さんがすくっと席を立ち、そのあたりの男性のご年配さんに譲った!
後ろで見ていた私は思わず吹き出しそうになる。(わかる方はうちの奥さんのだいたいの歳
ご存知でしょうね・・・)
でも車中、必死で笑いをこらえて心の中で「お若い方」というワードがリフレインを続けていた。
いくつかのシルバーシートにはもっとお若めの方?もいた気もする。
でも、よく勇気をもって譲ったと思う。
あなたが立った瞬間、車内の方々は「おお、これがお若い方か~」と思ったかどうかはわからないけれど。
そんなわけで昨夜に続き、今晩もこれを飲んでおります。
若いっていいな~とつぶやきながら飲んでおりましたとよ。
タンニンが心に沁みます。