魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

康楽-小さな小さな敗北-ベリカント プロセッコ

2022年12月20日 | 美味しいもの

最近、あらめて感心しているお店、

それが長崎市本石灰町にある康楽(康樂、かんろ)だ。

 

営業は夜のみ。ランチは食べられない。

今日のメニューは入店前からすでに心に決めている。

 

前回美味しかった麻婆豆腐 小950円を食べることだ。

もちろん、ご飯と一緒にオーダーしました。

 

 

きたよ~。

ごはんは200円だが、ザーサイと小さなスープまで付いてきました。

 

いや~、これは美味しいな~。

たまらん♪~ まだ辛さには余裕があるので次回はもう少し辛めをお願いしようか~。

これぞ「この店のメイン、ちゃんぽんの裏を行く看板メニュー、真骨頂を味わってるぞ」と思っておりました。

 

が・・・別のお客さんのテーブルで、エビチリが出された時に聞いた声が

「はい、エビチリです。これは当店の看板料理です」

 

何?一番注文の多いのは麻婆豆腐だと以前言いませんでしたか~!? これぞ看板メニューだろ、

と私は思い込んでしまっていたのです。(汗)

知らんかった、次回はリベンジだと。

 

 

・・・というところへ、ひとりの男性客が入店。

オーダーは「麻婆豆腐に~・・・ごはん」と言ったところで、私の心の中は「おぉ、私と同じじゃん。それ正解!」。

心の中で拍手しましたよ。「兄さん、やるね~」。

 

ところがだ、彼は続けた。「それと餃子を」

 

ええっ!

 

私は負けてしまった。

彼はきっと常連さんで、私の上をいくオーダーをされてしまったのだ。

私はこの店の餃子を知らない。完全な敗北だ。

今、舌の上は美味しいし、満足だけど、美味しいんだけど、満足だけど・・・(涙)

 

小さな、小さな敗北を喫してしまった感じだ。

次回は奥さんを連れて、エビチリを食べ、餃子を食べ・・・いろいろと常連さんの技を

繰り広げてやる~と心に決めました。

小さな敗北から大きな幸せを目指そう。

ということで、とてもとても、せこいB級グルメの私の敗北した記録でございました。

 

 

2日目のプロセッコ泡。

NV ベリカント プロセッコ ブリュット

(伊、ヴェネト州、グレラ種、白泡、千円台半ば程度)

 

まだまだ泡も元気だった。微かな敗北感を優しく包んでくれた。

まだまだオレはやれる、そんな気がした。(笑)

ちなみにこれ輸入元のセール品ですのでお買い得です。

 

 

コメント (2)
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