魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

単純な条件反射

2007年02月13日 | 美味しいもの
「蕎屋」という店の「鴨カレー」を食べました。

ソバ屋ですから和風のカレーです。
色は薄く、ワインで言うとロゼみたいに情けなさもありますが、味わいは結構満足します。
ダシの味がしっかりとあって、オリエンタルでジパングなカレーでした。

私の好きな曲(裏バージョン)に「三味線クンパルシータ」というのがあるのですが、
(凄いタイトルでしょう?)海外物と和風のミックススタイルでしょうね。

辛さもツンとくる程度で、あまり辛いとダシの味が死んでしまうので、
上手くバランスを取っていました。

で、焼いた鴨肉が乗っているのですが、これが美味いんですよ!
思わずワインが飲みたくなりました。このカレーならロゼが相性良い感じ。
マルサネかタヴェルのロゼがいけそう!

「お~飲みたいぞ~!今夜はブルゴーニュだ!」とはひらめきました。
まさにパブロフの犬状態!です。
しかし、いろいろとあって疲れ果ててしまい、更に昨日のデイリーの残りもしっかりと
あったのでお預けとなりました。

この悔しさは近日中に晴らしてやりますとも。ええ。


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意外と使える!

2007年02月12日 | ワイン ~2020年
車を見るのにディーラーを回っていたら、こんなグラスを頂きました。

「カローラグラス」です。歴代のカローラがデザインされています。
デザインはさておき、ビールを飲んでもOKですし、ワインを飲んでも
意外と使えます。

しょぼいワイングラスよりはるかにマシで、香りもちゃんと嗅げます。
デイリーワインにはちょうど良い感じ。

計ったら直径が7㎝! 邪魔な足もなく、安定性も高い。
きょうび100円ショップでもこんなの簡単に探せるでしょうけど、
サービスでもらえたので、ちょっと嬉しいじゃないですか。

夫婦で飲むのでもう1個欲しい! ゲットしにいこうかな?!セコイネ


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気付いてる人は、気付いてると思うけれど

2007年02月11日 | ちょっと怪しい
時々テレビで見る光景です。

ビールメーカーのテレビCMで、缶ビールや発泡酒の24本入りの
段ボールケースを抱えたり、運んだりしているシーンが出てきます。

あの持ち方、背筋の伸びやかさ、足取りの軽さ、どうかしたらハイヒールで
女性なのに平気で3ケースくらい持って走っている・・・・・・???

まあ、気付いている人は、気付いていると思うけど、あからさまに段ボールだけの
空箱、空ケースですよね。

普段持ち慣れている酒屋さんが思うに、あのゆとりは何なのだ!!!
今や番組でも「やらせ」が多いのに、CMまで「やらせ」かよ!なんて感じます。
テレビ撮影では空箱が定番です。

これを読んだ方、次回から段ボール入り缶ビールのケースを運ぶ姿をとくと注目あれ!
重いはずなのに、明らかに不自然ですから。




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リポDは来なかった。

2007年02月10日 | 美味しいもの
本日は出前を取りました。

長崎名物「皿うどん」です。
3人前取ると翌日まで十分に楽しめる量です。ありがたい!

近所の中華屋さんから取るのですが、これが実に美味しいです。
中華街も良いですが、「近所から」こそ長崎流でしょう。
金蝶ソースも今はこんな小袋で登場です。(リポビタンDの小瓶に入れるのが基本だろ!)

私はソースをかけないので別にどうでもいいんですが、近年確かにスタイルは
変わりましたね。

ところで、実は初めて太麺をオーダーしてみました。
パリパリの細麺ではなく、ちゃんぽん麺です。
(通常、長崎っ子は圧倒的に細麺です)
味はパリパリではなく、当然ぬめーーっとした感じになりますが、たまには
これもいいですね。しかし、食べている途中から細麺が恋しくなりました。


世の中、チェーン店や大型店、郊外店、コンビニなど似たお店、味気ないパターン
ばかりになってしまうけど、こんな地元の食文化だけは消えて欲しくありません。
30年後もこうして皿うどんの出前がありますように。
そして、リポD瓶入りウスターソースのお店も残っていますように。


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最後の1本

2007年02月09日 | ワイン ~2020年
デイリーにしていたワインですが、しばらくぶりに飲みます。
最後の1本です。ちょっとさびしい。

2002 レベック キュヴェ №4(南仏、赤、1300円程度)

だんだんと値上がりしたので、取り扱いを止めてしまったワインです。
新ヴィンテージが、お安く出たらまた取り扱います。

プラム、焼けたレンガ、ちょっとオレンジの香りも。
しなやかでやや厚みもあるフルーツ、馴染んできたタンニン、スパイシーさも
とけ込んで強くはありません。しなやかで柔らかく、ほどほどの濃さと滑らかさ。
とまあ、きれいで穏やかなワインです。


仕入れのことですが、今日は良いワインが買えました。
来るのは少し先ですが、嬉しいです。最近は高くなったので、良いワインが
安く買えるチャンスがかなり少なくなってきました。

それでも穴を探して、隙間をくぐり抜けくぐり抜け・・・・・。

今月は試飲会もあるし、また良いワインが集まったらリストを作りますよ!


ところで、2006年のブルゴーニュは赤も白も魅惑的な作柄だというニュースも
入ってきていますね。多分白の方が良いんじゃないかなぁ?
今でも高騰している上に、更に値上がりしないでね。


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無駄な時間はない

2007年02月08日 | ワイン ~2020年
眠い。ダラーっとTVをつけながら、デイリーワインを飲んでいる。
何もしない・・・・・・一見、無駄かも知れない。

しかし人生において、そんな無駄な時間は本当はない。
ワインの熟成を待つのに必要な時間だと思えば。
考え方ひとつで無駄も輝きに変わる。

さて、今月は飲み会をやりたいなぁ。




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ちょっと、はまってきてるもの

2007年02月07日 | Weblog
本日はワインの話題ではありません。

最近の注目していることなのですが、

テレビドラマ「東京タワー」です。今さら?でしょうか。
マザコンのくすぐったさがありながら、実は母と子供の普遍の愛、家族愛へのテーマが
うかがえます。結構回を追うごとに良くなってきそうです。涙腺が緩むことも・・・。

滅多にテレビドラマは見ないのですが、これは久しぶりに見てしまいます。
週の始まりのちょっと憂鬱な?月曜日を楽しくしてくれるのは良いです。


あと、「車の購入、交渉術」です。
先月、車を買わなければならない話題を書きました。商売上ある程度の積載量を
有する条件で候補車種を4種に絞ったのですが、それからが大変です。

現段階で「これぞ!」という思いもなくて、各社と交渉して、条件の良いものに
しようかな?なんて考えてはいるのですが・・・・・・、これが面白い。
いろんな心理戦が入り乱れ、これからどんどんグチャグチャになりそうです。
面白いのか?大変なのか? はたまたある程度は良い条件で買うことが出来るのか?

むこうは販売のプロですよね。
不器用な我が家ですが、こちらも備えなくてはならないのです。
嫌だった車選びや運転も、これで少しは好きになるといいなぁ。





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お久のボルドー白

2007年02月06日 | ワイン ~2020年
今日は久々のボルドー、しかも白です。
ってデイリーのための試飲なんですけどね。

2005 シシェル ボルドー ブラン(900円程度?)

シシェル社は有名なCh.パルメのオーナー。そこが造るACボルドーです。
ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンが少し(か、もしくは入っていない)ような
セパージュに感じます。ボトルには書いてありません。

香りはさして強くもないです。草原とちょっとだけハーブ、青っぽく瑞々しい
さわやかな白です。軽やかなのでたいていの料理にも邪魔せずに合うでしょう。
気持ちとしてはミントアイスをちょっと浸して食べたい気がします。

はまって美味しい!と叫ぶワインではありませんが、重荷にならない、
邪魔にならない、のどごしが良くて、さわやかで・・・ちょっとだけきらめきもあります。
存在感はすごくはありませんが、逆にその気楽さこそ良いのかもしれませんね。

コストパフォーマンスはとても良いとまではいきませんが、800円台だったら
良いかな?と思います。

シシェルだったらやはりCh.パルメが飲みたいなぁ。
1本でこのワインの1ケース分の価格はしますけど。ゼイタクカ!


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絶対に良い?!

2007年02月05日 | ワイン ~2020年
今日本屋で「リアルワインガイド」を立ち読みした。

昨日からの流れで、ブルゴーニュのヴィンテージについてですが、
「2004年は2003年より絶対に良い」と書いてありました。

こんな「絶対」なんて言葉・・・・・・あーた本気???

この本最近とんと買わなくなったなぁ。
どこか評価が自分の観点と違っている気がするんで、間をおいています。

私の強引な?意見を書いておきます。

2004年のブルゴーニュは全部半額以下にしてくれ~~~
でないとお客様にお奨めできない!!!



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何となくブルゴーニュのヴィンテージ

2007年02月04日 | ワイン ~2020年
夢のような試飲会も終わり、現実世界へ引き戻されています。
お安いデイリーワインを飲みながら余韻に浸っております。
デイリーでリハビリしながら、ブルゴーニュのヴィンテージを考えてみました。

2005年はとにかく美味しい。高確率で当たることでしょう。
2002年のブル赤は今までの経験の中(25年ほど?)で、「私が最高に好きな年」だと
感じていましたが、05年に接してみて、02年を凌ぐ可能性が確かにあります。

2004年は不安な方は避けた方が無難です。熟成してどこかの地点で美味しく飲めるで
しょうが、当たる銘柄も少なく、確率の悪い勝負となりそうです。赤の方がまだましで、
白は本来のポテンシャルではなく、「最高!」ってものにはまず滅多に出会えそうも
ありません。

2003年は果実味がよく熟し、酸の少ない年です。つまり、10年程度までで飲んでしまえば
美味しいです。古酒になると輪郭のぼけたリキュールっぽい味わいの強い感じになると
想像してしまいます。美味しいけど寿命が短い?(特級でも15年程度)

2002年は「ほぼ最高の年」と言えるでしょう。赤も白も。「トンネル」と呼ばれる、
「閉じてしまう時期」が来ることもなく、ずっと美味しいのではないでしょうか。
78、85年と同等かそれ以上の寿命で、美味しさも上回ることでしょう。

これらはあくまで独断と偏見の予測です。
今月また別にブルゴーニュの試飲会がありますので、経験を積みたいと思います。

ワインを飲みながら思うのですが、自分自身はどのポジションなのだろうか?
商売、愛好家、投資家、ワインバカ、予想屋、余計なお世話のおせっかい、飲兵衛、
啓蒙者、癒しをお届けするもの、独りよがり、大法螺吹き、狼中年・・・・・・
何て考えながら酔っぱらいの夜は更けていきました。

誰か違う意見の方がいらっしゃいましたら、ご意見下さい。



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悪いイメージの払拭

2007年02月03日 | ワイン ~2020年
2004年のブルゴーニュ、私のイメージからすると悪いヴィンテージです。
当たりの確率が極めて低いのです。
何を飲んでもどこか尖った印象、不安定な三角形のようで、「本当はこんなもんじゃないよね」って心の中でつぶやいてしまいます。
ゴメン!愛するブルピノよ、ゴメン!
個人的には許せても、販売してお客様を満足させたい!と考えると厳しい決断を
下さざるを得ないわけです。

しかし、しかし、中にはそれを払拭するような出会いも見つけることが出来ました。
その例を挙げておきましょうね。

2004 ニュイ・サン・ジョルジュ 1er “レ・ディディエール”
   キュヴェ・ジャック・デュレ (アラン・コルシア)オスピス・ド・ニュイ

すっげー長い名前なので、何のことか分かりませんよね。
写真右側のボトルです。オスピス・ド・ボーヌは有名ですが、オスピス・ド・ニュイというのもあるんです。
(もちろんブルマニアには周知のことでしょう?)

明るく、親しみやすく、04年なのでさすがにウェイト感はありませんが、軽やかさを
持ちながらも、味わい深さがちゃんと表現されています。中心に赤い花の蜜、エキス分も
高く、04年の不安感はありません。

それと、もうひとつ。


花形ドメーヌでしょうが、パランも2004年は成功していました。
試飲会でも赤を2004年だけのナインナップで勝負してきたのは、潔さと自信を感じました。
つまり悪い年でもこれだけ造れますよ!という主張です。大したものです。

2004 ポマール 1er レ・ゼプノ(ポマール村屈指の畑です)

村名ポマールもくっきりと美しく、1級畑のエプノもエキス分が充実。
とてもきれいな香り、果実味、バランスが取れていて見事で美しい!
あ~~、し・あ・わ・せ・だったよ~。


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会場に大スターが!

2007年02月02日 | ワイン ~2020年
セミナーが終わり、隣の部屋へ行くといよいよ試飲会です。ワクワク

ドメーヌやネゴシアン(造り手)別に30近いブースがあって、ブルゴーニュワインがより取り見取り!
(結局130~150アイテムの試飲となりました)
造り手自身がいるブースもあります。
なかでも驚きはミシェル・グロ氏、アンヌ・パラン女史の姿が・・・!!!

「ブラッド・ピット」とか、「トム・クルーズ」なんてビッグスターが来るとミーハーが
騒いだりするでしょうけど、私には大した興味もありません。
しかし、ワインマニア、特にブルゴーニュマニアにとってミシェル・グロ氏は
映画スターなんかよりも遙かに凄い存在のなのですよ!


そんな大スターの造り手から直接ワインを注いでいただきテイスティングです。
正直、どんな美しい女性から注がれるよりも何倍も美味しく感じられますよー。
とても幸せな気分になれました。

1998 オート・コート・ド・ニュイ(マグナムボトル)は何とかマグナムだから楽しめ
ましたが、通常ボトルでは難しそうでした。それでも古酒マニアなら喜ぶでしょうか?
当然でしょうが、2003 ヴォーヌ・ロマネ クロ・デ・レアは秀逸でした。
そして2003 ニュイ・サン・ジョルジュ レ・シャリオの滑らかで美しいこと!
この造り手は酸とラインが美しいのです。

これこそが最高の飲み方でしょう。もっと贅沢を言うのならば現地で飲めれば最強でしょうか。

さて、あと案外美味しかったワインを紹介しておきます。
写真の 2003 コルトン・シャルルマーニュ(プロスペル・モーフー)
これはさすがにゴージャスでした。03年の酸不足をものともせず、ミネラリーで
蜜、バター、パイナップルの風味で、口中が賑やかに、華麗になります。叶姉妹状態です。

あと2003年の白に関して、いくつか飲んでみて、評価を変えねば!と思いましたよ。
「酸不足の年」ですが、それがかえってヴォリューム感と親しみやすさを増し、
多分10年程度なら酸のサポートも十分なので、「早熟でかなり美味しい年」だと
感じました。白で10年以上寝かせるって、実際のところ、そうはないでしょう?
ですから十分にいけそうな、積極的に買っても、飲んでも、良いんじゃないだろうか?なんて。
2003年のブル白は、案外幸せなヴィンテージですよ。

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セミナーはこーんな感じ

2007年02月01日 | ワイン ~2020年
ブルゴーニュワインセミナー&試飲会に行ってきました。

結構大きな会場で150名近く集まりました。
フランス語が飛び交い、トルシエがいっぱい状態?でした。
フランス語勉強したいなあ。
通訳は付いて話してはくれるのですが、ちゃんと聞きたいじゃないですかー。

時おりだけど、ワイン用語は理解できる瞬間もあるんですけどね。

ひと通りブルゴーニュワインについての説明のあと、比較試飲もありましたよ。



白(1~3)
1 2004 ブルゴーニュ ブラン(アレックス・ガンバル)
名前が名前だけに最近気になっていた造り手です。さわやかな青さ、攻撃的なところのない親しみやすさ。

2 2004 シャブリ 1er ヴォークパン(ゴートゥロン・アラン・シリル)
シャブリとして主張がありミネラル感と芯のある味わい。

3 2003 シャサーニュ・モンラッシェ 1er(ルキャン・コラン・ルネ)
バターや樽、マロラクティックな風味、リッチ。

赤(4~6)
4 2004 ブルゴーニュ ルージュ(ドメーヌ・モーペルテュイ)
明るく柔らか。ガメが混じったような風味。トゲトゲしさはない。

5 2004 ジヴリー シャン・ラロ(サラザン・ミシェル・フィス)
きれいな中に、土っぽさ、肉っぽさ、を持つ。

6 2003 シャンボール・ミュジニー(デュフルール・ペール・エ・フィス)
熟したフルーツと中心に気品のある味わい。


こんな感じで、フランスパンと水だけを添えて比較しながら味わいました。
分かりやすいセレクションですね。

ところで、「ドメーヌ・モーペルテュイ」ってクロ・ヴジョの畑にモーペルテュイって
同じ名前の区画があるのですが、このドメーヌとどんな関係にあるんでしょうか?
ご存じの方がいらっしゃいましたら教えて下さい。

さらに、味わいの違いだけでなく、どんなお客様に、どんなシテュエーションで
お奨めしたらいいのか?なんてお話もありました。

結構楽しいでしょう?

明日はつづき(試飲会の様子)を書きますね。


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