魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ありEnte!(あり得んて!)

2007年05月14日 | ワイン ~2019年
2000 ブルゴーニュ グラン・オルディネール(アルノー・アント)
   Bourgogne Grand Ordinaire(Arnaud Ente)
   フランス、ブルゴーニュ、赤、2980円

本日は私にとっての衝撃のワインです。
5年ほど前ブルゴーニュの試飲会でこのワインを発見!「グラン・オルディネール」
という一番下のクラスのブルゴーニュの安酒表示なのに、とんでもない味だったの
で鮮烈に覚えています。

数ヶ月前、インデントリストで数本だけ見つけたので、即発注!先日、幸運にも
入荷しました。ところがラベルもボロボロで(写真のものはまだ良い方です)
状態は大丈夫だろうか?と心配だったので・・・・・試飲です。
(心配しなくても試飲です


色はこのクラスとしてはとんでもなく濃いです。熟してベチャベチャのチェリーや
ストロベリージャム、コンポートなんて言う方も多いでしょう。少し革や寝かせた肉、
獣臭、針葉樹の森などもしんしんと香ります。

味わいは、やはりただものではありません。チャーミングでちょっとピンとした
チェリーのような酸はあるのですが、このクラスとしてはあり得ない厚みと
甘さを含めた旨味がビロードのように押し寄せます。2000年物のブルゴーニュは
かなり飲み頃のものも多いですが、このワインはまだまだ十分に行けそうです。
だって時間とともにぐんぐん美味しくなるのですから・・・。

裏話ですが、この年のグラン・オルディネールは実は2/3がヴォルネー・サントノー
(1級畑もの)が入っているらしいのです。
ですから、超マニアックで「プチ・伝説ワイン」と言えるかも知れません。
「ヴォルネー・サントノー」表示だと7000~10000円?
(ヤレヤレ、これだからマニアは・・・と呆れないで下さい)

逆に言いますと、「グラン・オルディネール」という安酒を何気なく出して、どう
反応するかを見ることの出来る「リトマス試験紙」的役割?も果たせます。コワ~!

でもそんな使い方はもったいない!です。やはりブルゴーニュが好きな人とじっくり
味わいたい、そんなワインです。実際とても美味しいですしねっ。

やはり「見せかけや肩書き」じゃないのよ!中身が勝負よ!って語りかけています。

飲み干したいけれど、グッと我慢して・・・・・・、
本日、試飲できるように残しておきます。


参考までに。(面倒な方は読まないで構いません)
先日は「ムルソー・サントノー」を飲み、本日はラベルは違えども「ヴォルネー・
サントノー」でした。実は共通の「サントノー」は1級畑の名前です。
白ワインの場合ムルソーの村名を、赤ワインの場合ヴォルネーの村名を名乗ります。
ある程度の広さはありますが、同じ名前の畑から造られた白と赤です。

もうひとつ、ドメーヌ・アルノー・アントは達人、神様、コシュ・デュリ並みの
実力と人気(マニアックですが)を誇るブルゴーニュファン垂涎の造り手です。
正直、見かけたら買いです。余計な蘊蓄、ご迷惑ならすみません。

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ジェットコースターといえば・・・

2007年05月13日 | ちょっと怪しい
いやね、ジェットコースターが最近問題になっていますよね。

しかし、よーーーく考えてみるとですね・・・・・、
我が県には「ジェットコースター」がひとつもないような気がします。
こんな県他にあるのでしょうか???
あるものといったら「ローラーの滑り台」くらいでしょう。

じゃ、長崎県人はどうしてるの?との問いにはこう答えましょう。

熊本県の三井グリーンランドまでフェリーに乗って遠征しています。 そうですよね。
北九州市のスペースワールドは結構遠いですかねぇ。

かつてあった遊園地は軒並み潰れてしまいました。
ひとつも成り立たなかった?ということは・・・、長崎県民は遊園地が嫌いなのでしょうか?

その昔長崎水族館、福田の遊園地、幻のスカイランド、西海橋ビレッジ、西海楽園?など
マイナーなところにマイナーなジェットコースターはありました。
しかし「絶叫」とまでは呼べるレベルではありませんでした。
きっと長崎人のの~んびりした県民性ゆえなのでしょうかねぇ。


ところで「絶叫ワイン」ってのがあるとしたら・・・思い出します。
かなり昔の「あれ」です。
飲んでしまったものだとつい忘れていたら、棚の奥から出てきた飲み残しワイン。

恐る恐る飲んでみました・・・・・ガーーーン!
忘れたままの方がよかった。若かりし日のホラーでした。



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考えることは皆同じ

2007年05月12日 | ちょっと怪しい
サッカーくじの「BIG」がキャリーオーバーで繰越金が膨れ、
次回当たると最高6億円になるのですよ。!!!

今まで低迷していた売り上げが急上昇らしい。
みんな考えることは同じで・・・・・・、

はい、誘惑に弱い私としては、当然買ってきました。

6億円当たったら、そりゃワインいっぱい買いますよー。
伝説のワインを飲みたいなーと思います。

もちろんワイン狂神棚(2007/3/8)にお供えしておきました。

前回の宝くじは完敗だったので、今度こそ神棚の真価が問われます。


少しだけ残った昨日のムルソーですが、前日と比べても全く
だれていません。美味しさは健在です。

フッフッフッ・・・
それを飲みながら、6億円の夢を見ることにしましょう。


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熟した白の分岐点

2007年05月11日 | ワイン ~2019年
入荷した秘密兵器の試飲です。
本日ご来店された方は、運が良ければ?試飲できます。

「運が良ければ」とは・・・美味しさのあまり、私がガンガン飲むので、
多分、残ったら?という意味ですね。


1998 Meursault-Santenots 1er (Roger Belland)
   ムルソー・サントノー (ロジェール・ベラン)
   
久しぶりのブル白、しかも98年というちょっと危うい?熟成したシャルドネ。

ちょっと黄金色とまでは行きませんが、それを思わせるやや濃いめの色合いも
見えます。クリアでうまく熟している色です。

蜂蜜、マロン、マロングラッセ、パインや熟したピーチ、ココナッツ、
ユリや白檀などが香ります。

味わいはクリアさは保っていて、ひねたり、だれたり、まではいきませんが、
熟して濃厚でちょっと古酒?だけど、まだまだ張り、若さも持ちつつの
ブルのシャルドネ・・・“らしい”味わいが出ています。

若くクリアでハッキリとして、ひねた風味が嫌いな方なら、もうピークかも、
と言えるでしょうが、熟したブル白とか、ちょっと熟した古いシャンパーニュ
などがお好きな方だったら、ニンマリとしそうで、これからが本領発揮!?
といえる若さを持った味わいでしょう。


私もちょっと前までは、若めのワインが好きでした。白は特にです。
しかし、最近になってちょっと古いのも案外いけるんじゃないの?なんて
思うようになりました。両方とも(若&古)それなりに飲めますね。

このあたりは正直好みでしょう。本家フランスでは若いワイン支持が多く
ひねたタイプはあまり良い評価をしているなんて話は聞きませんが、日本人は
結構好きみたいです。清酒のひね香に共通するものがあるのではないでしょうか。

このワインは微妙なところを突いていて、どちらの好みにも受け入れられる
ボーダーあたりです。


最後に、肝心なことを書くのを忘れていました。価格です。
奇跡の価格?(市価の半額以下の完全に間違い価格?)で入ったのですが、
残念ながら数本しかありません。

ですから・・・・・どうしよう?!
もうすぐ(今月中に)メール&FAXにてご案内しますね。


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新顔!

2007年05月10日 | ちょっと怪しい
お分かりでしょうか?
妙な虫がうちのウィンドーにとまっていました。

網入りガラスで、網は約2㎝程度に交差しています。
虫はテントウムシのような形で体の周りがゼリーのように透明になって
透けていました。撮影後間もなくどこかへ飛んで行ったようです。

この虫、ご存じの方いらっしゃいますか???

勝手に幸運の印ってことにしておきましょうか。


さあ、ワインも本日ちょっと秘密兵器が入荷してきました。
こちらも新顔です。明日以降ご紹介していきます。
でも高くてそう簡単に飲めないかも。


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結局「安酒飲み」なもんで・・・

2007年05月09日 | ワイン ~2019年
2006年6月25日にも書きましたが、
NV リトル・ジェームス バスケット・プレス(サンコム)
  南仏、赤、1000円前後

を飲んでいます。感想もだいたい同じですが、ちょっとだけしっかり感があります。
多分「NV」(ノン・ヴィンテージ)ながらも、ブレンドの割合やその生産年の違い、
さらに若さが出ていると思われます。

サン・コムの造る赤3種を、間をおかず飲んでみました。

「コート・デュ・ローヌ レ・ドゥー・アルビオン」、
普通の「コート・デュ・ローヌ」、
そしてテーブルワインとして「リトル・ジェームス バスケット・プレス」

やはり、これが一番親しみやすく“良い感じ”がします。
コスト・パフォーマンス的にもこれでしょう。
きっと“安酒飲み”な私には一番お似合いのような気がします。
もちろんアルビオンが一番品質が高いですけどね。


ところで、「赤ワインチャンポン」を想像してみました。
ビーフシチューのようなものにチャンポン麺を入れてしまうと、繊細さ、軽さ
がなくなりヘビーすぎます。またそれだとビーフシチューにスパゲッティを
入れたようなものになってしまうので、それは違います。

もう少し軽く・・・トンコツ&トリ殻+トマトソースに軽い赤ワインを合わせた
ようなスープに麺を・・・何て考えますがやはり???

きっと料理人、プロの方はこういった想像を日夜考えて、100個のうち、ひとつ
ふたつでも形になれば良い方なのでしょうね。奥深いですねぇ。
やはり素人の私にはうまく発想できません。新作料理の構想って難しいです。

何か思いつきましたらまた書いてみたいと思います。
考えるだけなら自由ですからねー。


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無謀、ダメもと提案

2007年05月08日 | ちょっと怪しい
昨日のチャンポンの話題で、ついどんなワインが合うのだろうか?
なんて考えていました。
しかしチャンポン食べながら・・・・・ワインを飲むことはまずありえないでしょう。

ですから、「スープに入れてみる?」というのを提案してみます。
もちろん無謀な提案ですが、これを読んだ誰かが発想し、ダメもとでトライしてみても
楽しいのではないでしょうか?(無責任ですね。お前がやれ!と言われそうです)

魚介類なら白ワインを入れて(これは色が付かないので目立たないですね)、動物系
なら赤ワインを入れてワインの香りが生きるニューチャンポン!という発想です。
とりあえずスープを作ってみて、行けそうなら麺をぶち込んでみる・・・???

今まで誰もトライしていない「ワイン・チャンポン」新境地、新メニューの誕生か!

多分・・・マズーってことが大方予想されますね。


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ボルドーが飲みたい!

2007年05月07日 | ワイン ~2019年
突然ですが、昨日の「オーブリオン宣言」でボルドーが飲みたくなりました。

実はうちのお店はボルドーは少ないのです。
個人的には好きなのですが、ボルドーは、「スリリングさ」と「冒険心」という
キーワード上では、ピノのワインや世界中のワイン産地のものと比べると
もの足りません。敷かれたレールの上を歩くようなものです。

ですから在庫も減ってしまいました。(完全に個人的指向性?)
でも掘り出し物はありますよ。先日は98 レ・フォール・ド・ラトゥールを6980円で
出していたのが、やっと売れました。もう何年も堂々とセラーの中で出していたの
ですけど・・・。

うちのお店にはピノ好きや、ニューワールド好き?ばかりがいらっしゃるので、
ノーマークのままだったんです。ただ、なくなってしまうとどことなく寂しいです。
しかし、まだ掘り出し物はありますのでお楽しみに。

というわけで、宣伝はこれくらいにして・・・と、


2000 Ch.ヴァランタン(プルミエール・コート・ド・ブライ地区)
   Me60%、CS30%、Ma10%、赤、1300円台

いきなり肉の香りが襲ってきます。革や獣臭、ペッパーやクローブなどのスパイシー
な香りの奥にかぼす、キンカンなどの柑橘香も少し感じます。

2000年は偉大な年と言われながらも、もう7年目ですよ。いい加減熟成もして、
柔らかくなっているのが普通ですが、この年は確かに凄い!
熟して塊となった果実味は1990、1982年に共通するコアを持っているのでしょう。
こんな安ワインですら、見事なバランスで骨格がしっかりしており、脱帽です。

今現在販売されている2000年のボルドーは凄いので買っておきたい気にさせてくれます。
しかし・・・実は2003年も2005年も素晴らしいので、ボルドーは天国なのです。

そこそこの予算で、かなりの物に出くわすことも多いでしょう。
上記の当たり年は当たりも多いでしょうからマークしてもいいでしょうね。


ただし、ちょっと内向的で堅いボルドーの味がお好きなら・・・。


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オー・ブリオン宣言

2007年05月06日 | ワイン ~2019年
ちょっと家の中を片づけておりましたら、こんなのが出てきました(写真)。
Ch.オー・ブリオンの木箱の焼き印部分です。

オー・ブリオンというとウィーン会議、ジェファーソン大統領など逸話も浮かび
ます。立派な5大シャトーの仲間ではあるものの、最も地味で他のシャトーの
後塵を拝している・・・ちょっと可哀想なワインです。

ボトルの形が養命酒に似て地味だからなのか? グラーヴ地区だからなのか?
メジャーな割には人気が今ひとつなのです。

ラフィットの貴婦人のようなエレガントさ、マルゴーのような女王の風格、
ラトゥールの安定感と王者の風格、ムートンのラベルの美しさと深み、
等に匹敵するセールスポイントには乏しい気もします。

しかし、判官贔屓としてちょっと応援してみたい気になりませんか?!
ついでにラ・ミッション・オー・ブリオンも応援してみたいところではあります。
(オーナーは同じですぐ側のシャトーです。89、00は伝説の出来?)


しかし応援しようにも、よく考えたら高騰している今現在、
こちらとしても、予算がないことに気付きました・・・。

やはり可哀想なシャトーなのでしょうね。

(「いや違う、可哀想なのは予算がないラリラリ・・・・」とは言いっこなしってことで。)


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足あと?

2007年05月05日 | ちょっと怪しい
昨日バイクをすっ飛ばし山道を走りました。

で、こんなの見つけましたよ。

木にゴシゴシ付けた何かの足あとです。
多分イノシシのキバか爪のあと?シカかもしれませんねぇ。

ミクシィではありませんが、「足あと」を残しておきましょう。

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現実といえば

2007年05月04日 | ワイン ~2019年
昨日はロマネ・コンティだのカレラ・ジェンセンだの書きましたが、
現実はこんなもんです。これでもかなり上出来だよね。
まっ、お仕事も兼ねてますので・・・。

2005 コート・デュ・ローヌ レ・ドゥー・アルビオン(サンコム)
   仏、ローヌ地区、赤。2000円程度

漫画「神の雫」に出たらしいのですが、私は読者ではないためよく分かりません。
(いつかは読みますね)
ただ、それだけ注目されるワインの2005年、秀逸年産のワインです。

先日書きました普通のコート・デュ・ローヌの上のクラスになります。

このワインも値段の割には濃く、持つ手は見えないほどです。
香りは通常クラス(先日のワイン)よりも華やかさ、甘さがアップしています。

味わいもやはりひとクラス上で、クリアでしっかりと濃く、詰まっている感じ
ですが大らかさ、ゆとり、広さがあります。

待たなくとも楽しめます。(でも1時間は待ってやって下さい)
もちろん寝かせたら多少は各要素は開いて見事な表情が出てくるかも知れません
が、今でも開くと良いバランスになります。

やはり普通の「コート・デュ・ローヌ」よりもひとクラス上の「レ・ドゥー・
アルビオン」をお奨めしたくなります。

しかし、本音としてはもうひとつ、もうひとひねり!とは思います。
ニューワールドならこの価格で、これ以上の出来は結構ありそうです。

ただ、妙なインパクトや個性はありませんが、実直で素直に美味しいワインです。
時間が経つと、どんどん開いて、どんどん美味しくなってくるので、入れて
みようかな?という気にもさせてくれます。


翌日はさらに美味しい気がします。楽しみ~~


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ロマネ・コンティとカレラのジャイロボール

2007年05月03日 | ワイン ~2019年
TV番組「バリバリ☆バリュー」の中で「ロマネ・コンティ」が「100万円ワイン」
として登場しました。
さらにロマネ・コンティ(以下RC)は100万円だけど、それに最も近いワインがある。
それはカリフォルニアの「カレラ・ジェンセン」で11000円で飲める。
ソムリエさえもよく間違えるというのだ。そこへジェンセン氏が登場。
「どっちが美味いかは、RCを持ってきてごらん。私がカレラを出すから飲み比べを
しよう」・・・・・・?!

RCの話題が出る度に正直、食傷気味になります。

まずRCが「ロマネ・コンティ」としてではなく「100万円ワイン」という意味合い
に最近は変わりつつあるようです。確かに100万の方がインパクトありますもんねえ。

それと、分かっている方は分かっていると思いますが・・・、
RCに一番近い味わいは「カレラ ジェンセン」ではなく、同じ造り手(ドメーヌ・
ド・ラ・ロマネ・コンティ社)のすぐ側の畑のワイン、つまり「リシュブール」とか
「ラ・ターシュ」こそを挙げるべきでしょう。

かつて漫画「ソムリエ」でカレラが紹介され、話題になった時、私はパソコン通信
「ニフティ」のワインの部屋へ出入りしてワイン談義をしておりました。(10年ほど前)
当時そこでも同じ話題になり、じゃあ飲み比べをしよう!とオフ会が行われました。

もちろんRCとカレラはベクトルの違う味わいであったことは明らかでした。
当のジェンセン氏もRCで働いたこともなく、人工衛星で同じ土壌を探した?
なんてことも全くありません、とかつてはきっぱり仰っていたはずですが・・・。
今や「ジャイロボール?」になってしまいました。

実際「カリフォルニアのRC」として大いに売れているわけですし、水を差して
自分のワインの売り上げを落とす必要はないのですから。

TV番組ではそこは触れておらず、妙な流れになっていましたねぇ。

さらに「ソムリエでさえもよく間違うほど似ている」ということになっていましたが、
ソムリエですらいろんな方が日本国内だけでも1万人ほどいらっしゃいますし、
みんな飲んだ経験があるわけでもなし、むしろ、「RCを飲むこと、またブラインド
で当てること、分かること」がソムリエの仕事でもありません。

RCが100万円の味わいや価値があるかどうかも「ジャイロボール」なのかも
知れません。

TV的に話題性はあるのでしょうが、演出ばかりが先行してしまうのが番組制作の
現状なのでしょうか・・・。


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やっと無糖の時代が・・・?!

2007年05月02日 | Weblog
無糖コーヒーがボトル缶で攻勢(記事参照)をかけ出した。


実は昔から、私はお茶に砂糖を入れるのが我慢できなかった。
コーヒーを始め、当然紅茶も砂糖なんて入れなかった。ミルクすら入れなかった。

また、なぜ30年前から緑茶、麦茶などのお茶類の缶入りを商品化しないのだろう?
と、ずっと考えていたら(当時はなかった)、近年ブームになり全盛となった。

ふっふっふっ・・・私の時代が来たのだ!

ちなみにダイエット的にもコーヒー、紅茶への砂糖を入れないことで、意外と
多くのカロリーを減らすことが出来るのです。(周知のことでしょう)


しかし・・・・・・、
逆に甘いのが苦手なので、アイスクリームも苦手です。
食事の最後に出るデザートには閉口します。ちょっとだけなら美味しく頂け
ますので、ちょっとで止めといて欲しい!といつも思います。

で、ワインマニアとして困るのは・・・貴腐ワインや遅摘みワイン(レート
ハーヴェスト)類は苦手です。ひと口飲むだけで、もう結構状態。
ですから、偉大なCh.イケムであってもふた口め以降は苦手であることを
白状しておきましょう。


ってわけで結局、甘いの得意と苦手、どっちがお得なのでしょうかねぇ???


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祭りのあと

2007年05月01日 | ワイン ~2019年
我が街では帆船祭りも終わったようですし、個人的にも棚卸しもやっと終わり、
ホッと一息。モルツを飲んだ後・・・。

さて、また試飲するぞっと!
本日はよそ様のブログで2004年ものを絶賛されていたローヌのワイン。

2005 コート・デュ・ローヌ(サン・コム)1500円程度。
   仏、ローヌ地区、赤

当店でも取り扱っていますサンコム リトル・ジェームス バスケットプレス
のひとつ上のクラスです。
値段の割には、濃いです。エッジは赤紫、真ん中はクリアながらもしっかりと濃く、
持つ手は見えないほどです。
香りは赤系の華やかさも少しだけ持ちつつ、ブラックチェリーや黒土、ミンティー
でもあります。


味わいは、やはりこの価格としては、しっかりと濃く、「黒」を感じます。
初めは閉じ気味で、ウェイト感があり、しかしもっさりとはせず、クリアで
酸とタンニンもバランス良く支えています。ただ、ピンと来る何か?は
現段階では姿を現していません。

願わくばもう少し、1年くらいは待ってあげて飲みたいです。まだ、各要素は
埋もれてしまって表情が出ていません。パワーで押すワインなのか、エレガント
さが出てくるタイプなのか、それすら現段階ではどっちつかず状態です。

多分、エレガントさと柔らかさが出る頃(2、3年後?)が一番美味しく飲める
でしょう。ただ、ポテンシャルは結構あって10年でも平気な気がします。
それだけのものを感じますし、10年後は今とは違うタイプになってて、
違ったベクトルで美味しく熟成しているかも知れないですね。
ただ、このワインを10年も寝かせる人はいないでしょうけど。

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