この本、本屋で目立つ目立つ。
『どろどろのキリスト教』
清涼院流水著 朝日新聞社出版
まずは題名。
「どろどろの・・・」というのは、
「ま、そうだろうな」と納得するわたし。
クリスチャンだからこそ、
キリスト教の歴史は綺麗なものではないとよ〜〜く知ってます。
だから題を見て吹き出した(笑)。
そして、
著者名よりも「宮台真司」の名前が
大きかったものだから、
てっきり宮台さんが書かれたのかと思ったのも、
手に取るきっかけとなったかな。
宮台真司さんの名前の下には、
小さく「推薦」の文字。
宮台さんといえば、
彼を襲った犯人が自殺したとの
ニュースも流れたばかりで、
いわゆる時の人。
一体どうして彼を襲わないといけなかったのか、
また、
どうして自殺しないといけなかったのか、
闇の中。
そんな宮台さんの推薦文があり、
キリスト教新聞の編集長も
推薦していて、
それらが表紙(実は全面帯)に載ってます。
元々の表紙カバーはこっちです。
↓こちらはアマゾン。Kindle版が出てきますが、新書版も一緒に載っています。
面白いですね〜。
著者は、
清涼院流水という
不思議なペンネームの方。
調べてみると、
知ってる人は知ってる
かなり有名な推理作家さんらしい。
なんと2020年に、
カトリックの洗礼を受けられたということで、
クリスチャン作家さんということになります。
「どろどろ・・」という言葉に、
「見たくないけど見ちゃいたい」、
いわゆる怖いもの見たさみたいな気分で本を開いたまんじゅう顔。
どんなふうにどろどろを書いてらっしゃるんだろう〜。
でも、読み始めたら、
「これくらいは大丈夫!」と思っちゃった。
あ、でも、
中世の教皇あたりは
「え〜〜、そんななの??」って
びっくりしたこともあります。
平易な言葉で、
よくここまでわかりやすく書かれてるものだと感心。
いろんな人が出てくるので、
ちょっとこんがらがりはするけど、
基本、とってもわかりやすいです。
世界史、教会史を勉強したことのあるわたしは、
総復習をしてる感覚。
面白いですよ〜。
今さっき、
もう一冊の『どろどろの聖書』をアマゾンでポチッたところ。
これもどんなふうにそのどろどろが描かれているか、
興味津々で
届くのを待っているところです。
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