一足先に小林に帰るというDr.Kと、人吉ICへの分岐地点で別れて、私たちは人吉駅に向かいました。
目的地点は、人吉駅の裏側にある機関区に停車しているはずの【SL人吉】です。
駅の正面に来ると、駅舎の向こうにSLの黒煙が見えました。 おぉ、間に合ったじゃないか。
駅の右手から、線路をまたぐ狭い道路を渡って、駅の裏にでます。 ここは、ABC撮影ポイントにもなっている、国指定史跡の【大村横穴群】があります。
辺り一面、石炭の燃える懐かしい匂いがしています。
駅構内にバイクを乗り入れると、SLが転車台で向きを変えるのを見ようと、多くの観光客がカメラを手に集まっていました。
客車から切り離された8086が、転車台に向かいます。
漆黒の機体に、金色に輝くブラスのベルトや配管が映えて綺麗ですね。 整備の方々が、油をしみこませた布で毎日ピカピカに磨き上げているのでしょう。
転車台に乗ったSLは、ゆっくりと向きを変えていって、180度向きを変えたところで、転車台を離れていきました。
いつか、京都・梅小路蒸気機関車館の扇形車庫と転車台、そして放射状に伸びる引き込み線を見てみたいと思っています。
フェンスに鈴なりだった観光客は、次にホームで撮影するのか、あっという間にいなくなってしまいましたね。
残ったのは私たちのグループ以外には家族連れが2組だけ。
ここで、国鉄OBのUさんが、機関区内の見学許可を取ってきてくれたので、ヘルメットを借りて立ち入り禁止の線路内に入ります。
明治時代にできたという石造りの車庫?は、歴史を感じさせますね。 さすがに戦争で焼けてしまった屋根は、張り直したのだそうですが。(^0^;)