上富良野にある民宿「小さな宿 旅の途中」に泊まっています。
今日は、サロマ湖畔の宿をでて、北見~津別~足寄~ナイタイ高原牧場~狩勝峠~南富良野と走ってきました。
津別では、3回くらい道を迷いましたねぇ。 まいった。
宿到着は18:00。 もうちょっと早く到着したほうが、余裕があっていいのだけれど。
そうそう、ナイタイ高原のレストハウスは、屋根が飛んでしまって壊れてました。 今はプレハブで営業中でしたね。
でも、ソフトクリームの味は、変わらず美味しいでした。
昨日も今日も400kmくらいも走っているのだけど、みんな元気です。
先導の私が、気をつかって「お疲れモード」くらいでしょうかねぇ。
朝から青空が見えたり、バラバラっと雨が落ちてきたりと、不安定な天気。
集合場所の輝国神社前は、大型船で着いたばかりの中国人観光客で溢れてましたね。
バイクショップの社長が「みんな無事に帰ってくるように」と持ってきてくれたカエルのマスコットをハンドルに結びつけて、Uさんを先頭に出発した。
日曜日だというのに車の数が多い。 清水町から鳥越トンネルを抜けて磯街道にでても、車の列が連なっていて、走りづらいこと。
竜ヶ水の病院下を通るとき、前を走るI子さんが大きく手を振っていたのは、長期入院しているバイク仲間への「行ってくるね」のご挨拶。
片側2車線の竜ヶ水駅下を快調に走っていると、雨が降り始めた。 つい目の前の大崎鼻は雨で真っ白くかすんで見えているので、バイクを停めて雨具着用です。
増さんは、姶良町の娘さんの所に用事があるとかで、早めに先行した。
着替えを終えて走り出したのに、大崎鼻をまわる頃には雨は止んでしまった。
こうなると着ていてもしょうがないし、10号線が旧道とバイパスに分かれるところで雨具を脱いでしまう羽目になってしまった。
こりゃあ、先が思いやられます。
帖佐では、先行した増さんと合流して走り出したのだが、娘さんの家族一家のお見送りを受けて感激。
小さなお孫さんたちが、一生懸命に手をふってくれるんだもの。
まだ雨が降った後が新しい道を走っていると、所々、ぬれた路面に油膜が見られる。
隼人の信号では、宇さんのバイクは、後輪がオイルに乗って軽くスリップしたと言っている。結構たくさんのオイルだまりがあったみたいだ。
国分を下井あたりで、宇さんから「エンジンから異音がするようになった」と無線で連絡が入った。 確かにヘルメットマイクでも、しっかりと異音を拾っている。
どこか、休憩場所で点検をして貰おうと話をしていると突然、亀割り峠の登り途中でオイルプレッシャーゲージが点灯したというので、緊急停止です。
宇さんのバイクのエンジン下からは、オイルがボトボト落ちていて、これはただごとではないぞ。
何処からの漏れなんだ?いったい何が原因なんだ?などと心配していると、オイル漏れをのぞき込んでいた社長が、「エンジンの前から漏れてきているから、オイルクーラーの取り付け部分からだと思う。 オイルフィルターを外さないと見えないんだよね。」
さすがに増すさんも、フィルターレンチまでは持ってきていない。 さて、どうするか。
ショップのメカに電話しても、すぐにトラックで引き上げにこれるような状況でないし、ハーレーのサポートかJAFに電話するかしかないか。
出港の時間を気にしている宇宿さんは、「後はなんとかするから、みんな出発してくれ」と完全にあきらめモードに入っている。
オイルフィルターは堅く締め付けるような部品ではないのだが、素手で回そうとしても回ってくれない。
そこで社長が選んだ工具は、マイナスドライバーとモンキーレンチ。
ドライバーを斜めにあてて、モンキーの柄の部分でコツコツと軽くたたいていたが、ついには緩めてしまった。
穴が開いたらおしまいなんだが、長年の職人の手の感触なのだろう。
フィルターを取り外した奥に見えたのは、2本のオイルホース。 上のホースは抜けてしまっていて、そこからオイルが噴き出したのだ。
ホースをはめ込んで、クランプのかわりにタイラップでしっかりと固定して、オイルを補給して修理完了。 でも、はめてあったはずのクランプは、どこにいったのだろう。
エンジンオイル3クオート半を補給してエンジンをかけ、オイル漏れがないことを確認して、志布志港に向かった。
なかなか大変な初日だった。