どうぶつ番外物語

手垢のつかないコトバと切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設20年目を疾走中。

どうぶつ・ティータイム(237)『ロシア怪談集』の面白さ

2019-12-23 03:14:04 | 書評
          先般「身の丈に合った」という言葉が話題に上ったが、使い方を誤ると思いもかけない騒動に発展することがある。 その点、ロシア怪談集(沼野充義・編)の和訳は、しろうと判断でも的確な指示力を持っているように思われる。 曖昧さや不確かさが排除され、作者が描こうとするものが、たしかな存在感を伴って伝わってくる。 数多くの短編小説の中から、ゴーゴリ作・小平武訳『ヴィイ』 . . . 本文を読む
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