「閑さや岩にしみいる蝉の声」
この句もよく知られている。
奥の細道の中でもトッップ10に数えられる名作だ。
若いころ山寺を訪れたことがあるが、岩と樹木で覆われた急な階段を登りつめると遥か下方に今降りたローカル線〈仙山線〉の駅が見えた。
芭蕉が登ったころは階段途中の出店もなかっただろうから、一歩一歩足元を確かめながら登ったのであろう。
昇りつめてふと気が付くと全山が蝉の声で揺れるほどだ。
それにしても「閑〈しずか〉さや」と言い「岩にしみいる」と受ける表現は芭蕉ならではのものだ。
たぶんアブラゼミ〈油蝉〉の大合唱を聞いたのであろうが、全身で感じた音響を岩に吸収させたのちの静かさを<切れ字>で強調している。
昔から蝉の種類を特定〈芭蕉が山寺を訪れた季節から推理〉しようとする方も多いが、ぼくは自分の感覚で油蝉と書いた。
縁側で昼寝しながら聞いたうるさいほどの蝉の声は、夏休みの思い出とともに脳に沁みついている。
山寺周辺には名湯が多いのでもう一度湯治旅行に行ってみたい。
お若い方ならわりと苦労しないで登れるので、絶対に一度はみなさまに訪れていただきたい場所ですよね💎⤴(もちろん夏に)
山寺に行く途中の茶屋で売ってたコーラの缶が500円だったのですが、こんなところまで運んでくれる人にありがたいと思って飲みました~🐻🍀✨✨
(最新の川柳の赤木さん関連の・・まったくおっしゃる通りだと思って読みました!)
>くぼにわさまも山寺に⤴✨✨... への返信
仙山線は一時不通になっていましたが復旧してからも大分経ちますから一度は行っておきたいですね。
あの辺の風景は大好きです。
出店の品はおばさんが自分で担ぎ上げるんでしょうかね。