どうぶつ番外物語

手垢のつかないコトバと切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設20年目を疾走中。

思い出の短編小説『自販機に敬礼』

2023-01-28 00:01:57 | 短編小説
 大正時代から酒屋をやってきた升喜屋の前を、養護施設の生徒たちが毎朝通って行く。 五十メートルほど離れた通りの先に、パン工場を兼ねた養護施設があるのだ。 幸恵は毎朝九時に、宅配便の取扱いを知らせる立て看板を出す。 店先にはかなり広いスペースがあって、酒類をはじめお茶やコーラなどを扱う自動販売機が三台並んでいる。 店内にも商品は置いてあるが、通りがかりの客はほとんど自動販売機で目当ての飲料水を買い求 . . . 本文を読む
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