どうぶつ番外物語

手垢のつかないコトバと切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設20年目を疾走中。

芭蕉の名句鑑賞⑧ 『栗の毬』

2024-12-19 02:00:20 | 俳句
 〇 行く秋や手をひろげたる栗の毬  今回は続・猿蓑からの一句である。    〈ウェブ画像からお借りしました〉    芭蕉は伊賀の里の出身だけに栗の毬と伊賀の忍者のしがらみを掛けて解釈する方もいるようだ。  確かに伊賀の人々の結束は固く、外部へ出ていくことは難しかったのではないかと想像できる。  ただ、芭蕉は少年のころから江戸の俳諧に憧れていて、機会を見て江戸に行 . . . 本文を読む
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