どうぶつ番外物語

手垢のつかないコトバと切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設20年目を疾走中。

単発短編小説 『夢を見た』

2024-12-03 00:55:00 | 短編小説
ぼくが白の浴衣をひっかけて縁側に寝そべっていると、いきまり秋吉久美子に似た若い美形女子が現れて何やら本を注文したいという。 帯もしていないぼくは慌てて立ち上がり、浴衣の左右を引っ張って押さえて応対した。 美形女子は自分の要件をいうだけ言うといつの間にか姿を消した。 呆然としながらもぼくは今起こったことを思い出そうとした。 しかし思い出せない。 悩んでいるうちに再び人が現れた。 今度は6 . . . 本文を読む
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