〇 アルベール・カミュの寓意は 時を経て(小説『ペスト』が読まれている)
〇 わが青春は ネズミの死骸と共に始まれり(第二次世界大戦終結後の衝撃の小説から)
〇 日一日と増える恐怖は ペストもコロナも(菌とウイルスの違いはあれど)
〇 都市封鎖10か月(ペスト) 繰り返す非常事態宣言(コロナ・ウイルス)先見えず
〇 デルタ株を制しても つぎ待つ ラムダ株(ワクチン効果をゼロにするとも)
〇 市民も国家も 真実からは目をそらし(予想された惨状を軽視しつづけて)
〇 医師リウーを通して 不条理の世界知る(医療崩壊とはいえ新生児を救えぬ虚しさ)
〇 五輪開催中に ラムダ発見 ひた隠し(オリンピック関係者にラムダ型感染者)
〇 人間の愚かさに寄生する ウイルス族(思えば変わらぬ愚かさよ)
〇 新薬の発見 あざ笑う新型ウイルス(20世紀以降は医学とのツバ競り合い)
繰り返す非常事態宣言は国民に無視され、もはや都市封鎖しか手がないみたいです。
そうですか、デルタ株の次はラムダ株ですか・・・全く先が見えないですね。
我々のj時代は、よく本を読んでいましたね。
中でも、カミュの『ペスト』は衝撃をもって迎えられ、ノーベル文学賞を受賞するのに最も貢献した一冊と言われていました。
不条理、実存主義、現実社会はそうした要素を色濃くはらみながら、受け止め方は実に真摯さに欠けたものと思わざるを得ません。政治や教育が疲弊しきた今、次の展望も描けない無力感に支配されているようですね。