どうぶつ番外物語

手垢のつかないコトバと切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設20年目を疾走中。

どうぶつ・ティ-タイム(230)『秋風とカボチャたち』

2019-08-28 00:00:32 | エッセイ

 

     カボチャとオクラ

 

ミニ家庭菜園もいよいよフィナーレを迎えた。

トマトとキュウリの蔓、それにインゲンの木を撤収(?)する時期が来たのだ。

まだ花をつけているのを引き抜くのは気が引けるが、柔らかい枝や葉を切り落として畑に戻した。

入れ違いにオクラが最盛期になり、カボチャもやっと収穫にこぎつけた。

ふと気づくと、汗ばむ肌を秋風が撫ぜていった。

    

     ナスも終末期

 

悪戦苦闘の末、ナスも3個ほど収穫した。

まだ小さい実をつけているので、こちらはもう少し遊ばせておこう。

いやいやながら秋ナスとなって喜ばせてくれるかもしれない。

 

     無人の温泉

 

夏の疲れをとるために先週末北軽井沢の山荘へ行ってきた。

目的は六合村の応徳温泉である。

二日続けてウィークデイだったので、昼前の温泉をたっぷり堪能してきた。

 

      宿泊施設「花豆」

 

六合村が中之条町に併合されたのを機に、応徳温泉は隣接する宿泊施設「花豆」の管理となった。

正面建屋に温泉施設があり、こちらから入館して利用することになっている。

左側の二階建て建物が宿泊施設で、手ごろな値段で長期逗留をすることもできる。

写真には入っていないが、左端には食堂もあって、おいしいお蕎麦などが食べられる。

ここを拠点に山歩きをするグループなどに重宝がられている。

 

     温泉の窓外

 

湯船につかって窓越しに外を眺めると、濃い緑の樹木の上に千切れ雲が浮かんでいた。

もう、入道雲の季節は過ぎたのか。

この辺りは、足早に秋の訪れがありそうだ。

ちょっとセンチメンタルな気分になった。

 

     (おわり)

 

 

 

 

 


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2 コメント

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夏の終わり (ウォーク更家)
2019-09-07 07:34:29
北軽井沢の山荘ですか、しかも温泉まで、羨ましい!

夏の終わりは感傷的になりそうです。

そうですよね、我が家のミニ家庭菜園もフィナーレを迎えつつあります。

それにしても、写真のカボチャ、見事です。
我が家では、カボチャがこの様に立派に大きく実ったことはありません・・・
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カボチャあと2,3個 (tadaox)
2019-09-07 15:10:53
(ウォーク更家)様、秋になると急に寂しくなるのはどういうわけでしょうか。
菜園もいっぺんに寂しくなりました。

キュウリはよく生ってくれましたが、トマトはいまいち、ナスは最後に5個ぐらい採れたので、まずまずというところでしょうか。
オクラとカボチャは健闘、ゴーヤは完敗でした。

自分なりに総括して、来年につなげたいですね。
土づくりは難題ですが、勉強したいと思います。
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