
さよならタマゴタケ
数日天候がぐずつき、寒いぐらいの気温10度にまで下がった。
それまでの残暑で油断していたものだから、慌てて冬物の衣類を引っ張り出し、布団や毛布を新たに用意し、石油ストーブもいつでも使えるように手入れした。
そして待望の晴れ間が出ると、今度は外のことが気になりだす。
薪割りをして夏の間に大分減った薪小屋の燃料を補充し、屋根に上って第一弾の落葉下ろしを行なった。
ついでながら、スズメバチの偵察飛行が減ったのは大助かりだ。駆除が成功したのか活動期が過ぎたのか、とにかく屋根に上れたので一仕事できた。
積もるに任せていると、トタン板にへばりついて後の作業が大変になる。なにせ本格的な落葉期はこれからだから・・・・。
一息ついたところで森の小道を散歩してみると、熊笹の陰に隠れているタマゴタケを発見した。
やっぱり雨のあとは茸にとっての活動期なのだろう。
とはいえ朝晩の冷え込みを考えると、タマゴタケに出会えるのもラストチャンスのような気がする。
これぞタマゴタケ!
前回は収穫の歓びが先に立って数を誇る画像になってしまったが、今回は量より質というわけでタマゴタケと命名された所以を見ていただけそうだ。
白い殻から顔を出した玉子の黄身、運動会の昼食にお稲荷さんと並んだお弁当の一品を思い出した。
今年は茸にとっては好い気候だったのか。
反対にどんぐりや山栗は実りが少なかったようだ。
冬眠しなくなった熊が、里まで降りてくる危険は増したのかもしれない。『クマ出没』の立て札が増えないことを願うばかりである。
タマゴダケ、、、そういうものが存在することを聞くのも見るのも初めてです。
しかし見れば見るほど卵そっくりですねー。
赤いタマゴ。
自然はお茶目なイタヅラをするねー。
森の中で熊に出会わないように気をつけて!
ネッ。
また面白い話をよろしく!
知恵熱おやじ
前にタマゴタケの写真が載りましたが、今回のとはぜんぜん違いますね。
今回のほうがタマゴらしく見えますが。
、、、でしょう。
また初期だけに見られる白い殻の部分は、茎が出て成長すると次第に崩れて消滅します。
連続写真にすれば判り易いのですが、今回は用意できず申し訳ありません。
ついでながら、タマゴタケ、タマゴダケと二通りの表記があり迷いますが、当ブログではタマゴタケで統一します。
静かな森のなかで、こんなのに出合ったら……。目玉が飛び出すか、腰を抜かすか。そんなでもないでしょうが、大自然の神秘を感じさせますよね。
で、これを収穫して召し上がったのですか? えてして筍には毒のあるのが少なくないといいますので、余計な心配しちゃって。
それにしましても、信州の奥深い地での暮らし、うらやましいですね。そちら独特の季節の変わり方が、ひたひたと忍び寄ってくるところがまたステキ!
湘南男より