三陸の旅、最後に仙台駅で買ったのが塩釜の酒、阿部勘酒造の限定品「まつしまのかぜ」。
阿部勘は新宿の「鼎」で飲んで衝撃を受けて以来御贔屓にしています。東北の酒は好きで、
仙台駅の酒屋では必ず買って帰ります。「森田」がないかと思って探したが、これが
見つけられて楽しみ。
最近手に入れたのが、浅草の「銅銀」で買った猪口。前回行ったときに休みだったので、
ようやく買えました。外は銅で、内側は錫を塗ってあります。
ひとつひとつ手作業で作ったものです。金属製だから、熱燗がいいかなー。
この店、中学時代の友人がやっている食堂のすぐ近く。何度も通ったけれど、子供の
頃だったから銅製品の店なんて目に入らなかった。ちなみに高校生のときにはすぐ
近くのパチンコ屋によく行き、刑事に補導されたなんてこともありました。出ていた
玉を取り上げられるかと思ったら、「すぐ景品に変えて」と言われ、それを持って
交番に行ったのでした。すると警察官が「たくさん出たなー」と感心していました。
さて銅銀屋のご主人に、この店はいつからあるのか聞いてみたら、なんとまもなく
創業100年なんだってさw(゜益゜)w
今宵は素晴らしい日本酒の品揃えの店で、心ゆくまでバッカスの宴である。
幻といっていい「十四代」の最高峰、「双虹(そうこう)」は初めて見ました。小徳利で4000円ナリ。しかし割り勘となればみなさん気が大きくなる。お猪口にして4杯。ひと口で千円はわかりやすい。4人で飲むなら、きっちり分けないといけません。こんないい酒は酔う前に口にしないとね♪そりゃ旨いよ!十四代は、一番安い「本丸」でも芳醇この上ない味わい。しかしこの双虹は別次元。
「新政No.6」。新政の蔵は秋田の旧繁華街、居酒屋、スナック、キャバクラ、そして「特殊浴場協会」と段々ディープになるところを通り越した先にあるから、嬉し恥ずかしというか、「アノ店から出てきたよね?と思われてないよね?」と気になるエリアにあるのである。それはどうでもいいとして、このNo.6シリーズはまたレアもの。蔵での管理は大変で、さらに販売ルートも徹底した管理体制が整ったところでのみ販売ときたもんだ。この居酒屋にはそういうのが置いてあるのー。
左のXは米を磨いた最高峰。それも清純で素晴らしいが、右のSには米の香りを残した濃縮感があり、並べて飲むのが一番の贅沢。
芳醇でこってりした深みを味わったあとなので、土佐の酒である「亀泉」の純米吟醸はきっと辛口に違いないと思って選んだのであるが、これがまた酸味に甘みまであって全然土佐の酒らしくない。ホントですか、こりゃあ~!
福島の酒ははずせない。「奈良萬 純米生酒 無ろ過生原酒」はおそらく初めて。口に含むと香りの豊かさが広がるが、喉に流し込むと意外にもすっきりと辛口。予想と違った亀泉の後なので、後半戦のセレクトとしては悪くない。
実はまだ外は明るい時間、この店の開店時間を待って昼間から開いている店でビールやら焼酎やらを飲んでからのスタートだったのである。この店がラストオーダーになる頃(いったい何時間飲んだの!)、すでに我々はクダを巻き始めていた。
*ここから話題は下品になるので、一部の方はここで読むのをお止め下さい。あとは自己責任ということで。(^益^;
ところでさきち・さん!追杯と尾私利はどっちが好きなんですか?!
おまいそれ、前も聞いたよね?御支離だよ。
そうですよね!尾っ牌なんて見たって何の意味があるんですかぁー!
そこまで言うか?じゃあ混浴風呂で見られたとしても見ないのか?
そりゃあ見たいですよー!
お前、意味ないって今言っただろっ!
そういう〇×さんは、どっち派なんですか?
俺はどっちでもないっ。
え?
見たいのは和木の舌!
マニアック、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!(一斉に)
電車のつり革につかまっている人だとか、カウンター越しに品物を渡してくれるときとか、ちらっと見えるときがある。俺はその瞬間にかけているんだよ!
視線でバレるぞっ!お前は見てるだけで痴漢だよ。
あとは不図桃だな^^
あくまで父と毛津は、はずしてくるわけだな。。。
あれこれ聞いていれば、みんなさ、おかしいだろ。一番大事なところが抜けているだろ?俺が一番見たい、いや舐めたいのは・・・
言うなー!
出禁になるかもしれませんね。。。
クラナッハはふともも!シリでもチチでもありません。
ほんとにこんな人がいたらコワイよ?!
ゴーギャンはとにかくシリ!上半身のテキトーさを見よ。
「そんなんどうでもいい!」と彼は言うでしょう。
「久保田」で有名な朝日酒造の「洗心」は、天草の寿司屋でその存在を知りました。季節限定品らしい。「百寿」「千寿」「紅寿」「翠寿」「碧寿」「萬寿」、そして先日「雪峰」を飲んで、今回これを飲めばコンプリート?そう思ったのに、調べてみたら最高峰の「継(TSUGU)」というのがありました。720mで、なななんと40000円!消費税だけで3200円!8%の消費税だけで、純米吟醸が一升飲めちゃうよー!その酒、一升なら8マソ!誰が飲むの?俺じゃないことだけは確かだな。。。
さて「洗心」、純米大吟醸だけに、ひっかかりのない澄みきった味わい。しかし「たかね錦」という独特の米の香りがしっかりと主張している。ちょっとツンとした美人という感じだなあ。「洗心」とは、初心に戻って人を尊び煌めき生きる様を云うそうです。心に負った傷を洗ってくれるかな。
いろいろあって山口県の旅はキャンセル。しばらくはひとり旅の
報告ができません。またそのうち行きますので、ドタキャンした
お宿の方々もお許しください。
高知から土佐の酒を取り寄せました。定番の「土佐鶴」よりも、飲んだことの
ない「須崎」を試してみる。ううむ、やはりすっきり辛口。するする飲んで
しまいます。こんな酒を飲んでいれば、一晩で一升というのもうなづける。
俺の好きなのはこちら「司牡丹」。東北の酒は味わい深く一番の好みなんです
けれど、こういう爽やか(=ガブ飲み)系もときにはいいものです。決して
安酒といった意味ではないですよ。上品だし洗練されています。上記の2升、
驚くほどさらっと飲んでしまいました。危ない酒だよ。
昨夜は新大久保の場末の飲み屋にふらりと寄ってみた。いつもの「瀧元」が
予約満席で断られちゃったんだよ!
さて初めて入ったバッチイ店、耳が遠くなりつつあるジーサンのワンオペ。
とりあえずは中生を注文。「ウヒー!」とゴクゴクやりますと、なにやら口の
中に柔らかい変なかたまりが。。。
つまんで出してみると、なんと五木鰤!!! 茶色い中型のやつでした。
トイレにかけこんで口をゆすぎ、おっちゃんに「ひでえじゃんかよォ」と
言うと、俺がカウンターに吐き出した5基ちゃんを片付けて、すまなそうに
新しい一杯を出しました。
怒って帰ろうかとも思いましたが、鯵の刺身と鳥のカラ揚げも注文したこと
だし、事を荒立てるのも気の毒と思って、そのまま富山の銀盤まで飲んで
帰りました。老体で一生懸命ひとりで働いている姿を見て、ちょっと気の毒に
もなりました。
最後に「お代は結構です」と言ったら、「その気持ちでこっちも気が済んだ
から、飲み食いした分は払わせてくれよ」とでも言おうと思いましたが、
普通に「2400円です」と言われました…(^益^)wヤスカッタヨ
誤記部里を口の中でモゴモゴやった感触が消えないので、さすがにこのまま
帰れない。地元のバーに寄ってスコッチハイボールを飲みました。何度も
行ったことのある店ですが、メガネ小太り、いつもニコニコ(=彼女いない歴
=年齢)のマスターではなく、バイトのきれいなお嬢さんがいました。
こんなの初めてです。
初対面なので「初めてですか?」と聞かれましたが、そのお嬢さんは月に
何度かのバイトなので、今までお会いする機会がなかったようです。語気事件の
話でへこんだ気持ちを少しだけ癒してもらいました。女性だったら絶叫!
もしくは失神ものですよねェ。女性は入りそうにない店でしたが。
少しすると、なかなかの美女がやってきて、俺の隣に座り、楽しい語らいに
なりました。ううむ、「事件」のおかげで、横と目の前に美女ふたり!
これでよしとしよう。家に帰ったら、最後の仕上げに土佐の辛口のわずかな
残りで口ん中を清めねば。
ちなみにバーのマスターは、合コンだそうです。こんどその結果を聞かないと。
英国人の同僚は、連休などの休み明けに会うといつもにっこりとして
「ハウ・ア~・ユ~?」と聞いてきた。
中学の教科書によれば「アイム・ファイン・センキュー、アンド・ユ~?」と
聞き返すのが礼儀らしい。しかし仕事に出てきて朝っぱらから「ファイン」の
はずはねーから「アイム・ブルー」と答えると絶句してやがった。
「そりゃもちろん次の休みになりゃあファインになるけどねー」と言うと
「うん、わかる~」と納得していました。2~3回そういった答え方をして
いたら、いつか俺には聞かなくなりました^^ まあ日本人だって早くも
なくたって「おはよう」って言うからなあ。
さて、英語で「ブルーな気分」、「青」は憂鬱でへこんだ色なのです。
日本語の青は、なんか爽やかな晴れわたった空を連想しますけどねェ。
あ~、でも「青い顔してる」って言ったら血の気が失せてることだけどね。
微妙に高尚な英語の話から入りましたが、青い酒の話をしようと思ったのです。
たまたま続いて飲んだもんだから。
金沢の「加賀鳶」な~。旨い酒だけど、それも純米大吟醸。旨いに決まってる。
爽やかでキレがありますが、さすが純米大吟醸、口に含むと旨味が広がります♪
ボトルの青い色が似合ってるぜ!
ハーベイの「ブリストル・クリーム」。英国産の甘口シェリーです。
ブリストルに行ったとき、醸造所に行って飲んだのですぅ~♪
なめらかで芳醇。英国貴族はシェリーが大好きで、とある貴婦人がこれを
飲んだとき、その味わいのまろやかさに「ミルクというよりクリームだわ!」と
感嘆したとか。実にリッチな気分になれますぞ。
このブリストル・ブルーと呼ばれるガラスも素敵で、飲んだあとに捨てるのが
もったいないくらいなのです。
「アジュール」とは、「青」の意味です。「コートダジュール」という地名は、
南フランスの地中海沿岸一帯を指します。Côte d'Azur、「紺碧の海岸」です。
地中海の海の青さを指すのですなあ。ちなみにCôte d'Ivoire(コート
ジボワール)は、「アイボリー・コースト」、すなわち「象牙海岸」です。
そんな歴史を刻んだ国の名前でいいのかー!
うんちく言ってねえで、酒の話だ。これがなんと「土佐鶴」なんだよ!
土佐の酒はひたすらさっぱり辛い。高知の「珍々亭」のおやじさん、「辛口
じゃねえといつまでも飲み続けられねえ!」という土佐の酒飲みの言葉が
思い出される。土佐の盃は三角で下に置けなかったり、しまいにゃ下に小さい
穴が開いていて、手から離せなかったり。ひたすら注がれてつぶれるまで
許してもらえない酒飲みのしきたり。いいなあ。。。
最後はブルーワイン、「バロニア」。スペインはバレンシアの酒です(ヴァレンスィア
と発音すべきだが、わからなくなりそうだからしかたねえ)。「午前0時の定期便、
高度1万メートルの風に乗せてお送りする大空の間奏曲、ジェットストリーム」を聞いて
いたら大沢たかおが「いまヨーロッパの若者の間でブレイクしている話題の酒・・・」
なんて紹介するもんだから取り寄せてみた。
なんと青い。柑橘系の香りがする。まさかバレンシア・オレンジを混ぜてないよね?
パーティーの一杯目、みんなで分けて飲むなら話のタネにはいいかも。。。
珍々亭のおやじには飲ませられないな…(^益^;アマイノ