サン・ファン館を見たあとは、またとぼとぼ歩いてバス停まで行かねばならぬ。
バスも本数少ないからな!
おっ、サン・ファン・バウチスタ号。哀れつねながぁあああ!
ここも津波のときは地獄絵図になったのだろう。。。
おおお、広がる更地に、新築の家が建ち始めているではないか。もう7年なんだよなあ。
すかすかに、きれいな家がぽつりぽつり。なんか既視感。そおだ、千葉ニュータウンだ。
バブルの時代に、都心は土地の値段が上がり過ぎたから、郊外っつーよりも田舎に
入るようなところに家をびっしり建てる都市計画があったのだが、いくらも家が建たない
ところで開発は終わった。人口が増えないため、大型スーパーなどは次々に撤退。
あとは不便な土地に、長いローンを組んだ家がパラパラと残ったというわけ。悲しすぎる。
こういう津波跡地はどうなんだ?これから家がどんどん建って、以前のような賑わいが
戻るのか?そんなにみなさん新築の家を建てられるのか?
「売地」の看板がいくつもあるぞ???
駅に戻ってまいりました。「自衛官という選択もある」ときたもんだ。むかしから、世界中で
職がなく金に困っている人たちには軍隊への誘いがある。被災地でこういう看板はいかがな
ものかとw(゚益゚)w
いつでも戦闘の一番前に出されるのは、被差別民族や貧乏人と決まっている。前に自衛官を
危ない地域に派遣することが国会で審議されているとき、「戦闘になったら命の危険が
あります。そうなったらどうするんですか」という質問に、政府は「そういうことは想定して
いません」と答えていました。原発のときと同じだな。何かあったら「想定外」。
腹を据えて、「軍隊とはそういうものです。命をかけてやらなきゃならないことがあるんです」
と答えたらどうなんだろう。
さて石巻に来たら「六文銭」。以前に吉田類が来ましたね。「吉田類が行った店」に行く
ことがありますが、俺が行って気に入った店に吉田類が行くと、ちょっとうれしい^^
まず最初は墨廼江大吟醸「弁慶岬」。これは実に上品な造りで、しっとりした女性のように
柔らかい♪ 私は酔う前に、一番最初に一番いい酒を飲みます。
次に「日高見純米吟醸」、さらに「浦霞禅」と、宮城の銘酒オン・パレイド!
ここはですね、何を食っても飲んでも素晴らしいです。雰囲気もお高くとまってないし、
とってもいい店。わざわざはるか石巻まで来たい、と思わせるほど。
この穴子がだな、「いままで食べたのはいったい何だったのだろう」と思わせるほどに
ふんわり柔らかく美味しい。これもわざわざ食べに来たい、と思い出させるほどなんだよ。
常連さんがやってくるとの電話が入った。すると店員の若いお嬢さん、大将に「モロキュー
は作っておかなくていいんですか?」と言う。「ん?」「だって、あの人かならずモロキュー
たのみますよ♪」「おお、そうだな!作っておこう♪」ときたもんだ。
その常連さんがやってきて、隣のカウンターに座りました。「今日は何にするかなー。
刺身は何が入っているの?それと、あれとこれね~」「・・・」しばしの沈黙のあと、
大将が「・・・モロキューはいいんですか?」と聞いた。
「おお!そうだ。モロキューもらおう!」そこで大将は満面の笑み。だってもう作って
あるんだもんなあ~^^;
カウンターでひとり手酌で全部聞いていた俺、にやりと笑ったら、笑顔のお嬢さんと目が
合ってお互いニッコリ。なぜかそれをきっかけに恋は始まらなかったなあ~。。。
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