さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

東京でドイツ人青年と再会する

2023年07月13日 | 


北海道で出会ったドイツ人青年が、東京に戻ってきて再会しました。

初めて会ったのは函館のラーメンバー・アルトでした。隣に座って、「今日東京から
新幹線でやってきた」というのです。聞けば、3月から3ヵ月ほどの予定で日本を
自転車で縦断するという! 函館から再び電車で稚内に行き、日本最北端の地から
自転車旅行をスタートし、また北海道南端の函館まで戻ってきて、青森から日本海に
沿って南下、鹿児島まで行ったら船に乗って沖縄諸島を巡るという大旅行。

「稚内から南下してくるなら、俺は4月には小樽にいるから寄りなよ」と言って
おいたので、そこで再会したのでした。そのときなじみの酒場「かすべ」とスナック
「杉」に行ったときの様子は北海道シリーズでお伝えしましたね^^

その後、彼は函館ではアルトに寄って、そこのマスターから「戻ってきたぞ」と
写真が送られてきました(^益^)w

ラーメンが好きだというので富山のブラックラーメンを勧めてやりましたがそれも
しっかり食べて、「しょっぱいのは全然大丈夫だった^^」と言っていました。
九州のとんこつも気に入ったとか。

「少し内陸部に入って松本はお城がきれいだ」とか、「自転車で行くなら瀬戸内海の
橋を渡って四国に行くのも素敵だぞ」と勧めたのも「とてもよかった」と言って
いました。

最初の画像は、池袋の「うな達」です。庶民的な味わいのある酒場で、食べたことの
ないであろう「うなぎ串」を食べさせてやろうと^^ うなぎは食べたことがないので
少し緊張していましたが、「かぶと焼」「ヒレ」「きも」もすべて完食。特にどうかと
お互い思っていた「きも」が「旨いな!」と喜び、「カルシウム」といううなぎの骨を
揚げたものも、最初は目がテンでしたが食べてみれば「ビールに合う」とご満悦。

気さくな女将さんは、喜んで歓待してくれて彼の大旅行に感心し、最後には英語で
"See you, good-bye, have a nice trip!"などと驚く連発サービス!


2軒目はこれまたなじみの「江戸一」に。この日は他に誰も客がおらず、大将と3人に
なったのでたっぷりじっくり話をすることができました。ここは大将の大皿手料理が
自慢の店。並んでいる料理を少しずつ盛り合わせてくれました。「こんにゃく、タケノコ、
タコ、大根、厚揚げ」などドイツにはない食材ばかりがズラリ。これもみんな気に入って
全部食べてましたよ。

彼はハンブルグの人。大将が「日本のハンバーグはどうだ?」と聞いたら、「テリヤキが
旨かった」と答えていました。醤油ベースのソースは新鮮だったのでしょう。逆に彼が
「ハンバーグは好きですか?」と聞いたら、大将は「嫌いな人なんかいるかぁ?」と答えて
いました^^;大将はとっても大食いです

日本縦断大冒険の話では、「屋久島に自転車を置いて他の島に渡り、4日後に戻ってきたら
自転車がちゃんとあった。ドイツだったら10分も目を離したらなくなってるよ」という話が
印象的でした。離島じゃドロボウさんは滅多にいないでしょ。もともと日本にはそれほど
泥棒はいないし、財布を落としても戻ってくるんだよ(必ずじゃないけどw)、という話を
しました。日本が好きで、またきっと戻ってくると言って帰っていきました。次は太平洋側
を南下だな。そうすれば俺の大好きな三陸や福島かあ~^^ 
またいずれこのブログで紹介できるかもしれません~。

江戸一の大将も、出るときに英語をにこやかに連発。俺の好きな池袋の居酒屋2軒、
青年は「ホームみたいだな。ドイツにはこんな雰囲気の店はないよ」と喜んでいました。
ふっふっふ、そういう店を選んだんだよ(^益^)b


品川宿を歩く

2023年07月11日 | 関東甲信越


ここは北品川。品川駅の南で、京急に乗ってひとつ目の駅。友人と散策することに
しました。京急に乗って横須賀や羽田空港、三崎まで何度も行きましたが、いつも
特急や急行に乗るので、各駅停車しか止まらない北品川で降りるのは初めてです。

ここは「ゴジラ上陸地点」と駅前の地図に載っていました。ゴジラが東京湾から
やってきて、ここから東京を襲った場所だと。だいぶ前の話なので、破壊された跡は
すっかりありませんでしたw


「北品川駅」は「品川駅」の南にあります。そもそも品川駅は品川区じゃありません。
港区にあるんです。北品川駅は、むかしの宿場町品川の北に位置するんです。


ではその宿場町を歩いてみましょう。


普通のビルの前に看板が。ここは「土蔵相模」という食売旅籠屋があった場所で、
井伊直弼を襲撃した桜田門外の変の水戸浪士たちや、英国公使館を焼き討ちした
高杉晋作や伊藤博文ら長州藩士の集合場所になったとか。酒を飲んだり遊女と
遊んだりもしたそうです。 昔の男たちは公然と・・・


古い商店もちらほら残っています。品川は日本橋から始まる東海道五十三次の最初の
宿場町。だいぶ栄えていて、たくさんの宿、食堂、遊郭などがあったんだってさ。


品川駅は東海道新幹線のターミナル駅になり、いつの間にか東京始発でも品川には
止まるようになりましたね。羽田空港へのアクセスの拠点だし、リニア新幹線が
出来たらそのターミナルにもなるとか。そんな大きな駅の南に、いまやひっそりと
東海道の宿場町がここに残っているわけだ。


建物は新しくなっているけれど、古い文房具屋だぞ。いまや絶滅危惧種。


こんな狭い路地があちこちにあります。宿屋や遊郭がたくさんあったんです。


売ってる薬は最新のものでしょうが、店は古いね。


取り壊してマンションにすればすごい値段になるのでしょうが、残ってほしいねェ。


今宵一杯やるのは創業70年とかの「金時」。


刺身とか手羽焼なんかがとても美味しかったです。

後ろに20代の会社員6人組が何やら送別会らしい。きれいなお嬢さんが、おそらく
辞めるか転勤になる青年に花束を渡していました。しかし一番はじっこに座っている
青年が、はしゃぎ過ぎて裏返った大声で喚く喚く。女将に「他のお客さんがいるので」
と注意されても最後まで喚いていました。せっかくおとなしくてきれいな女性の
同僚たちと「仕事だから」飲む機会に恵まれたというのに、残念過ぎるじゃないかーw

でもさ、若い頃ってそうだよなあ。好きなコがいたりしたら、ついどうしていいか
わからずに騒いじゃう。まわりを気遣いながらみんなが気持ちよく楽しめるように
はからう、なんてなかなかできない。掃除当番のときなんて、いまなら「ゴミ箱
俺が持つよ♪」なんてやりゃいいと思うのに、そんときゃふざけまくって逃げたり
してたからなあ。。。


最後もブラックラーメン

2023年07月09日 | 関東甲信越


富山最後の食事は、富山駅に戻ってほたるいかか、寿司か・・・いやいや、やはり
ブラックラーメンだー。新幹線は1時間に1本ほど。まだ50分ほどあるので、余裕で
行列に並んだ。前には数人。しかし、席は空いているのに店員の数が少なくて
なかなか中に入れてもらえない。結局30分ほども待ってようやくありついた。
しょっぱくてうまいけれど、土産を買う時間がなくなったぞォー。


自由席はガラガラでした。金沢から乗る人は少ないようだ。高崎あたりではほぼ
一杯になりましたけどね。そうそう、俺が前後何列も誰もいない真ん中あたりに座ったら、
あとから乗って来たカポーが俺の真後ろに座りました。なんでくっつくかなー?
そして女性のほうがはしゃいでいて、デカい声で話し続けました。数分で耐えられなく
なり、別の席に移動しました。

「自由席」なんですから、文句を言う筋合いはありません。でもさー、なんでガラガラ
なのに、わざわざぴったりヲヂサンの後ろに座るの?会話も聞こえちゃうじゃんw
若いカポーの会話って、聞かれたくないだろうし聞くに堪えない内容だぞwww
電車の席で、空いているのにぴったり横に座ってくる奴を「トナラ―」と言うのは
聞いたことがあります。この場合は「タテラー」とでも言うんでしょうかw


新幹線にはあまり乗らない各駅停車人間ですが、富山から山越えなのでしかたない。
でもスムースで楽チンですね。高いけどw 特急料金で酒〇杯。。。


こんな山の見える所に住みたいな~と思いつつ。。。


上越、長野を通過して帰りました。


ブラックラーメンに並んでいて時間がなくなりましたが、駅ビルで3分で購入。
手前は「ほたるいかの黒づくり」。でもよく見ると、南米あたりの輸入イカでした。。。


ほたるいかミュージアム

2023年07月07日 | 関東甲信越


さて帰る日になりました。最後に富山観光で「ほたるいかミュージアム」に行くことに
しました。


あいの風とやま鉄道に乗って滑川まで行きます。


この路線に乗るのは初めてだなあ。たった15分ほどですが。


さすが雪国、ラッセル車がとまってる。雪を蹴散らして進むところを見たいなあ。


富山は米どころでもあるんだな。


立山から流れてくる常願寺川を通過。 ん、よく見ると?


お~、トリさんがいっぱいいるではないか。


さて滑川駅に到着。降りる人はいなかった。「ほたるいかと深層水のまち」です。


海辺まで歩くとミュージアムがありました。
ちなみにこの右側に海洋深層水体験施設「タラソピア」がありますが、先日天井が
老朽化で崩落し、そのまま閉館になることが決まったとニュースに出ましたw


「すべらない街」だってさw ほたるいかを出すレストランがありますが、最後に
またブラックラーメン食うからなあ^^;


手前がほたるいかミュージアム。海のほうでほたるいか漁の様子が見えますね。
二艘の船の間の網を引き揚げると、光るほたるいかが上がってくるんです。
左上には、漁船の向こうに観光船がいるでしょ。時間は夜中の2時。漁を見物するん
です。ワラワラと光るいかが上がってくると観光客の歓声が上がり、漁師さんは
ひとつかみ放り投げてくれることもあるとか。


富山湾のなかでも、ほたるいかが獲れるのはここ滑川。その理由は地形にあります。
立山の高い山から栄養を含んだ水が流れてきて、ここの海は浅瀬がなくて、沖合に
出るとすぐに急激に深くなっています。ほたるいかは日中は推進200~600mの深い
ところにいて、夜になるとプランクトンを求めて浅いところまで上ってくるのです。
毎日往復してるんだって。

9cmほどのイカがそれだけ上り下りしていると、人間に置き換えると5000m近い
高さの山を毎日往復することになるとか。そんなに苦労している方々を、昨夜
パクパクと食べてしまいましたーwww

ほたるいかは月の明りをたよりに行ったり来たりしているので、新月で暗い夜は
迷って砂浜に打ち上がってしまうことがあるとか。それは「ホタルイカの身投げ」と
呼ばれており、海岸が青白い光の点滅でいっぱいになるそうです。


エビの産地でもあります♪


これは何だ?と暗い特別室に入ってみました。


「ダイオウグソクムシ」だそうです。なんか嫌な名前だなあー。深海に生息していて
50㎝くらいになるとか。5年間も絶食状態で生きていた記録もあるとか。


もうひとつ、「ヒカリキンメダイ」も見ました。サメみたいな形をしていて、目が
光るんだよ。ウルトラマンの怪獣そのものでしたw


いろんなやつらがいましたー。


「ほたるいかの発光ショー」は、3月から5月まで。旬は4月だそうです。
このミュージアムでは、その他の月は「プランクトンの発光ショー」です。
説明の係員さんは、「ほたるいかミュージアムに来てほたるいかの発光が見られ
なくてすみません」と何度も言っていました。そりゃあしかたないですよ。。。

水槽に入ったプランクトンを、部屋を暗くして光る様子が見られました。客は
数人で、大きくもない水槽を前に来て囲んで見物^^; でも映像でほたるいかの
生態、漁の様子などをたっぷり見ましたよ。


ミュージアムの裏に出て、富山湾を眺める。急にすごーく深くなってるとー。んで
ほたるいかが深夜に上がってくるところなのね。


対岸は石川県の能登半島。あの向こうの珠洲で、先日大きな地震がありました。


富山の地酒を堪能しつつ不思議な世界に触れる

2023年07月05日 | 関東甲信越


夜の酒は前回もお邪魔した「米精」に。日が長くなって、18時でも明るいな。


刺身の盛り合わせには、富山らしく昆布〆がずらり。定番のブリ、白魚のみならず、
左のズワイガニも昆布で〆てます。ほんのりじんわり昆布の香りがなんとも贅沢♪


地酒はいろいろあるが、立山アルペンルートを通過した記念に「黒部峡」から^^


真っ黒で何だかわからないでしょう~^^; 「黒づくり」=ホタルイカのイカ墨
和えです。これがう~~ま~~い~~♪ 富山に来たら昼はブラックラーメン、
夜は黒づくり、腹黒い俺にぴったり(^益^)b ちなみに翌朝排出されるナニは
もんのすごい真っ黒になりますぜw


この店の日本酒はご覧の通り、長いグラスに表面張力で出されます。飲みごたえあり。

ふたつ空いた隣りに60~70代のオッチャンが座る。出張で来てるという。するとまもなく
20歳くらいのキャバ嬢がその隣にやってきた。なんだこりゃ、孫の年だよ。カウンター
には俺しかいなくて静かな広くもない店なので、その会話を聞かされる羽目になるw
さすがに接待の仕事についてるだけあって、お嬢ちゃんは話をとぎれさせない。
しかし世代が遠すぎるので会話がはずむことはなく、ほぼお嬢ちゃんの声ばかりと
なる。若いのに厚化粧だが、その内容はこれでもかというほどに薄っぺらw

ねえ、お酒は何が好きなの?いつもどんなお酒飲むの~?

うん、白ワインかな? (だったら日本酒の店に来るなよ)

えー、白の何を飲むの?いろいろあるでしょ?

・・・ (銘柄言えなくても、国とかブドウ品種とかでも言えってよ)

ずっとこの調子で、こちらの眉間にシワが寄る。口説いてんじゃないのかぁ?!


クソオヤジは精一杯無視して、地酒を次々に堪能。たくさんあるので辛口系甘口系を
交互に楽しむ。ぽっちゃりして明るい女の子、次はすらりとしたしとやかな女性と
きたもんだ(^益^)w


あとから来た右側の70代のジイサンも、ひとりだと思ったら40代くらいのプロの女性が
やってきた。こちらの女性は中年だけにキャピキャピはしてなかったが、そういう方々に
はさまれた状態となる。調子狂うぜw ダンディーで渋いマスターは、無表情で
仕事に専念。こちらもプロだ。というわけでプロ3人、その他3人。男4人女2人。
カポー2組、ひとりモンがふたり。かみあわない会話しているのが4人、無口2人。
ほとんど飲んでないのが4人、全然飲むわけないひとり、ずっと飲んでるひとり。
最後のひとりはだいぶ酔っ払ってきた^^;


あおさのピスタチオ和え。これがまた酒にぴったりィ! ううう、黒づくりといい、
なんつーか、パラダイス、完璧、理想?! 両サイドのヘンな2組で環境はちと
ズッコケるが、素晴らしくいい店です。


2組とも俺が飲み続けている間ずっと居やがった。口説いてるんなら「さ、行こうか♪」
とか早々にならないんかね?メシをおごってもらうだけで年寄りとつきあうの?
こういう店に来て酒を飲むわけでもなし、全然楽しそうじゃないんだけどw 
よくわからない世界でした。。。