さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

ほたるいかミュージアム

2023年07月07日 | 関東甲信越


さて帰る日になりました。最後に富山観光で「ほたるいかミュージアム」に行くことに
しました。


あいの風とやま鉄道に乗って滑川まで行きます。


この路線に乗るのは初めてだなあ。たった15分ほどですが。


さすが雪国、ラッセル車がとまってる。雪を蹴散らして進むところを見たいなあ。


富山は米どころでもあるんだな。


立山から流れてくる常願寺川を通過。 ん、よく見ると?


お~、トリさんがいっぱいいるではないか。


さて滑川駅に到着。降りる人はいなかった。「ほたるいかと深層水のまち」です。


海辺まで歩くとミュージアムがありました。
ちなみにこの右側に海洋深層水体験施設「タラソピア」がありますが、先日天井が
老朽化で崩落し、そのまま閉館になることが決まったとニュースに出ましたw


「すべらない街」だってさw ほたるいかを出すレストランがありますが、最後に
またブラックラーメン食うからなあ^^;


手前がほたるいかミュージアム。海のほうでほたるいか漁の様子が見えますね。
二艘の船の間の網を引き揚げると、光るほたるいかが上がってくるんです。
左上には、漁船の向こうに観光船がいるでしょ。時間は夜中の2時。漁を見物するん
です。ワラワラと光るいかが上がってくると観光客の歓声が上がり、漁師さんは
ひとつかみ放り投げてくれることもあるとか。


富山湾のなかでも、ほたるいかが獲れるのはここ滑川。その理由は地形にあります。
立山の高い山から栄養を含んだ水が流れてきて、ここの海は浅瀬がなくて、沖合に
出るとすぐに急激に深くなっています。ほたるいかは日中は推進200~600mの深い
ところにいて、夜になるとプランクトンを求めて浅いところまで上ってくるのです。
毎日往復してるんだって。

9cmほどのイカがそれだけ上り下りしていると、人間に置き換えると5000m近い
高さの山を毎日往復することになるとか。そんなに苦労している方々を、昨夜
パクパクと食べてしまいましたーwww

ほたるいかは月の明りをたよりに行ったり来たりしているので、新月で暗い夜は
迷って砂浜に打ち上がってしまうことがあるとか。それは「ホタルイカの身投げ」と
呼ばれており、海岸が青白い光の点滅でいっぱいになるそうです。


エビの産地でもあります♪


これは何だ?と暗い特別室に入ってみました。


「ダイオウグソクムシ」だそうです。なんか嫌な名前だなあー。深海に生息していて
50㎝くらいになるとか。5年間も絶食状態で生きていた記録もあるとか。


もうひとつ、「ヒカリキンメダイ」も見ました。サメみたいな形をしていて、目が
光るんだよ。ウルトラマンの怪獣そのものでしたw


いろんなやつらがいましたー。


「ほたるいかの発光ショー」は、3月から5月まで。旬は4月だそうです。
このミュージアムでは、その他の月は「プランクトンの発光ショー」です。
説明の係員さんは、「ほたるいかミュージアムに来てほたるいかの発光が見られ
なくてすみません」と何度も言っていました。そりゃあしかたないですよ。。。

水槽に入ったプランクトンを、部屋を暗くして光る様子が見られました。客は
数人で、大きくもない水槽を前に来て囲んで見物^^; でも映像でほたるいかの
生態、漁の様子などをたっぷり見ましたよ。


ミュージアムの裏に出て、富山湾を眺める。急にすごーく深くなってるとー。んで
ほたるいかが深夜に上がってくるところなのね。


対岸は石川県の能登半島。あの向こうの珠洲で、先日大きな地震がありました。