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バイク好きオヤジのひとりごと

西本工業製パワーサイドスタンド 取り付け部分の検証

2015年06月19日 | カブ
今日は用事があったので午後の半日有給休暇を取りました
少し時間が取れたのでカブのパワーサイドスタンド部分の確認をしてみます。

昨日、ツーリングカブ70にパワーサイドスタンドを取り付け
取り付けに際しての不具合を書いたわけですが

我が家のツーリングカブは1989年式、90は2000年式と
生産年が10年以上違うし、90はフロントブレーキ径が大きかったりと
違うところが多いので90のほうも測定することにしました。

まずはカブ90

新品のスタンドを 取り付けネジ2ヶ所のうち
後ろの取り付け金具(ダルマ)で固定する方法でクリアランスを測ります。

スタンドがスイングアームに密着するように少し軽くハンマーで叩き
きっちり奥まで差し込んだ状態で測定します。

C90だと その方法で測定すると
サイドスタンドベースとスイングアームブッシュの間隔は約2.5mm

ツーリングカブと1mm違うので もしかして測り間違いかと思い

同じ条件で70の方をもう1回計ると やっぱり3.5mmです
この寸法差は「個体差」と考えれば良いでしょう。

ダルマでの固定は少々手前にずれても大丈夫なので
この隙間を簡単に測って、スペーサーを入れスタンドベースの位置決めをしてから
ダルマの方を固定する方法にすれば大丈夫。

スタンドベースのφ16.3×t4のカラーが入る部分は
どのスタンドを計測しても厚みが4,5mmあります。

このサイドスタンドは、後のダルマでしっかりスイングアームに固定して
前のスイングアームボルトはカラーを入れて車体側に固定
カラーとスイングアームベースがフローティングしている状態になる設計です。

カラーの厚みが4mmのところ、取り付け部分が4.5mmでは
ボルトの頭がカラーに当たる前にスタンドベースに食い込むため
スイングアームに固定したスタンドベースにスイングアームボルトの頭が
車体側に固定したカラーを介さず固定されてしまうので
当然スイングアームの動きを阻害してしまいます。

スイングアームブッシュとスタンドベースの間は個体差に合わせて調節出来ても
カラーとスタンドベースには必ず-0.5mmの差が出るので
この部分には1mm厚の、カラーより径が小さなワッシャーを追加するか
カラーの厚みを5mmにする必要があります。

車体右側のスイングアームボルトの固定ナットですが

ノーマル状態だと こうなっています。
セルフナットから突き出したボルトが5mmくらいでしょうか?

サイドスタンドを付けるために追加するワッシャーやカラー類の
厚さを合計すると7,5mm~8.5mmになります
7mmも厚みが追加されると ノーマルナットではセルフロック機構が働きません

そんな時のために、厚みが4mm少ないナットがスタンドに付属しています。

もし、ノーマルのナットで固定できていたら寸法的に無理があると思います。

スイングアームボルト部分がちゃんとフローティングするようになっているか
一度分解してチェックしたほうが良いと思います。

最後に

初めて抜いたカブ90のスイングアームボルトはこんな状態でした。
まぁ、予想していた通りでしたけどね。

ちゃんとグリスアップして差し込んだのは言う間でもありません。
コメント (3)
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