
それは幼稚園として専用の建物を建てるのではなく、一般住宅の中で空き家となったところを幼稚園として使用していたからなのだそうです。F氏のお話ではお兄さんの出た幼稚園は千里山神社のすぐ下辺りですが、お姉さんはもっと下った住宅地のまっただ中にあったという事です。そしてご自分はできたばかりのグレース幼稚園に通われました。
一般住宅を幼稚園が点々と移動することなどは、開発途上の住宅地の“若さ”のようなものが感じられて面白いですネ。その頃に比べて今の千里山は豊かで落ち着きのある街になりましたが、果たして活気やざわめきという点ではどうでしょうか?
さて、写真はナオミ幼稚園の西門からのアプローチの木立です。東正門の桜並木の坂も素晴らしいのですが、僕はこの木立の園路の懐かしい佇まいに、ここを毎朝通る子供達の心の安定に何らかの恵みを与えているに違いないと思いました。